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マッキンゼー、ゴールドマン・サックス、ユニゾン・キャピタルを経て見えた景色

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sponsored by スマートキャピタル

スマートキャピタルは、事業投資や企業経営の経験が豊富なプロフェッショナルによるコンサルティングファーム。投資、コンサルティング、FAと、企業経営に関するあらゆる領域をサポート。PEファンド、戦略コンサル、投資銀行、メガベンチャー(創業メンバー)、公認会計士ら、多様な経歴のプロフェッショナル約20人が在籍しており、現在は創業6年目。

創業者は、マッキンゼーやゴールドマン・サックス、ユニゾン・キャピタル等の勤務経歴を持つ重光孝司さん。そんな重光さんに、自身のキャリアを踏まえた上で経営スキルを磨くための最適なルートを語ってもらった。

〈Profile〉
重光孝司(しげみつ・こうじ)
スマートキャピタル株式会社 代表取締役/PARTNER。
東京大学大学院工学系研究科修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、マネックス証券へ参画。その後、ゴールドマン・サックス証券 戦略投資部及びユニゾン・キャピタル(PEファンド)にて、数多くの企業投資、債券投資を通じて、買収実務、成長戦略の策定、および買収後のバリューアップを経験。16年におよぶ企業投資の実績を有する。2014年、わが国初のプライベート・デットファンド運営会社、トパーズキャピタルの創業(現・同社取締役パートナー)に関わったのち、同年10月にスマートキャピタルを設立。

 

“仕事に打ち込み続ける”ことに苦労した20代

――さまざまなトップファームを渡り歩いてこられた重光さんですが、ファーストキャリアとしてマッキンゼーを選ばれたのはなぜだったのでしょうか。

重光:当時の私は「経営」と「金融」に強い興味を持っており、入社するなら戦略コンサルティングファームか投資銀行かなと思っていました。そうした思いで就活をし、2000年にマッキンゼーへ新卒入社しました。

実は外資系投資銀行からも内定を頂いており、どちらへ行くかかなり悩んでいました。ただ学生時代にアルバイトをしていたマネックス証券の松本大さん(現・マネックスグループ株式会社 取締役会長)からの勧めもあり、マッキンゼーに決めました。

――実際にマッキンゼーに入ってからどのような学びがあったのでしょうか。

重光:わずか2年ほどの在籍ではありましたが、研修が非常に充実していたこともあり、ロジカルシンキングやデータ分析、チャートの書き方といった基本的なコンサルスキルは叩き込まれました。転職や起業をした後も、この時期に学んだスキルが活かされていると感じることは多くあります。また人との出会いも大きかったと思います。今でも仲のいい人が多くいますし、エッジの効いた特徴的な方が多くて、刺激的な環境でした。優秀な方々と議論する時間は楽しかったですね。

ただ、全体を通して言うなら、マッキンゼー時代はあまりいい思い出ばかりではないというのが正直なところです。

マッキンゼーが悪いというわけではなく、私の考え方が甘かった部分が大半です。若手のうちは経営戦略の立案というよりは、経営から遠いところでのリサーチプロジェクトが多く、私の期待とは異なるものでした。もちろん今思えば新人で経営に直結する提言などできるはずもありませんし、仕事というのは基本的に大変なものですから、私の期待値設定が適正でなかったと言うしかありません。

この仕事へひたむきに打ち込み続ける思いになれず、2年ほどでマネックス証券へ転職しました。

――マッキンゼーからマネックス証券となると仕事内容も大きく異なりますが、どういった経緯で転職されたのでしょうか。

重光:先ほどもお話しした通り松本さんには学生時代からとてもよくしていただいて、マッキンゼーに入社する時も色々と相談させてもらっていました。この人の傍で働いてみたい。その想いが徐々に強くなり、受け入れてもらったという経緯です。

戦略立案からオペレーション、社内ミーティングの仕切り方やトラブルが起きた時の危機管理、果ては宴会での立ち居振る舞いまで。ベンチャー企業の経営者が何を考え、どう動くのかを間近で体感させていただきました。松本さんの一挙手一投足から多くの学びを得られたと感じています。

しかしここでも、「仕事に全力で打ち込み続ける」感覚をつかむことに苦労をしました。マッキンゼーというブランドも、尊敬できる人の傍で働けるという環境でも、全力で打ち込み切れないことに悩み、2年ほどで転職することになってしまいました。

 

仕事に真剣に打ち込んでこそ初めて見えた「もっと得意なことがある」

――3社目のゴールドマン・サックスで、新卒時も志望されていた投資銀行の仕事に就いたわけですね。

重光:ええ。ゴールドマン・サックス(GS)の中でも「戦略投資部」という自己勘定投資を行っている部署で投資に携わることになりました。やりたいことに真剣に打ち込む感覚を掴み始め、投資ビジネスに対する理解もかなり深まったと思います。投資や法律に関する知識、コーポレートファイナンスといった高い専門性を磨きつつ、実践に裏付けられた議論を繰り返す日々は本当に楽しかった。リスクとリターンのバランスを取るという投資の大切な考え方もこの時期に身につけましたね。

それと、これはマッキンゼーも同じですが、自分にとってはプロフェッショナルファームの雰囲気が好きだと改めて実感しました。信賞必罰、やればやっただけ評価される分かりやすさ。手を抜いている人が一人もいないんです。全員がエネルギーレベル高く与えられたミッションに向き合っている。あの雰囲気は本当に素晴らしいと思います。

――そんな中、ユニゾン・キャピタルへ移ったのはどういった理由があったのでしょうか。

重光:GSで投資に携わるうちに、投資と経営の両方を追求できる仕事としてPEファンドへ興味を持つようになりました。その思いは徐々に強まっていき、PEファンドであるユニゾン・キャピタルへの転職を決断しました。

――ユニゾン・キャピタルには6年在籍されていたとのことですが、どのような“長く働き続ける理由”があったのでしょうか。

重光:これは私自身意外だったのですが、ソーシングが非常に楽しく、自分が打ち込める仕事だと分かったことが大きかったですね。ソーシングとは、PEファンドにとっての営業活動で、投資先企業の発掘と交渉をおこなうフェーズとなります。

理系の大学院まで出て、分析や計算が好きだったのに、実は営業に特性があったのかと。戦略コンサルから投資銀行、そしてPEファンドとキャリアを重ねていくうちに、新卒から10年も経って自分の新たな一面が発見されたというのは面白いですよね。

 

各社での経験があったからこそ満たせた“経営者から信頼される条件”

――ソーシングに必要とされるのはどういった能力なのですか。

重光:一言で言えば、「経営者から信頼される能力」ではないかと思います。そのためには、もちろん人として信頼できることは前提ですが、経営者の持つ課題に対して解決策を提示できるスキルが必要です。

信頼とは過去の積み重ねによって醸成されます。経営者からの相談ごとを受け、それに対して解決策を提示できれば信頼が深まり、より深く幅広い相談をされるようになり・・・。これを繰り返していくうちに「会社の身売り話も相談できる」レベルまで信頼関係が強固になっていきます。

その際、当たり前ですが、自分の立場はいったん無視して、相手のことだけを考えるということが重要です。すぐに自分の利益に結びつけようとする人には信頼は集まりにくいと思います。

――経営者の持つ悩みというと、かなり幅広い印象ですが・・・。

重光:そうですね、ある一つの領域だけに特化した人材では時として解決策を提示できないことがあります。もちろん付き合いのきっかけはマーケティングが強いとか会計が強いとか、一芸に秀でていることが武器になりますが、それだけでは深まっていかないことが多い。経営者という人たちは、レベルの差はあるにせよ企業経営に関するすべてのことを見ているわけですから、「僕はこの分野は分かりません」と言ってしまうと、大事な相談を受ける人にはなり得ません。

また、これは多くの経営相談を頂いて気が付いたのですが、ほとんどの悩みは関連しているんですね。「Aという事業が伸びないんだ」という相談から始まって戦略の話をしていても、結局は実行できる人がいないんですねという話になったり、任せられる人をすぐに採用することはできないから、資本計画から見直してゼロから立て直しましょうという結論に至ったり。「事業」と「人」と「資本」の話はすべて関連しているので、それぞれの相関関係を整理できなければ、経営課題を紐解くことはできないと思っています。

――これまで身につけてきたあらゆるスキルが活かされているわけですね。

重光:おっしゃる通りなのですが、そこまで計算してキャリアを積んできたわけではなく、かなり偶然の要素が強い。というのも、転職は大きなリターンを見込める選択肢ではありますが、同時にコストとリスクも発生しますから、ここまで業界を転々とするのはある種非効率とも言えるからです。

――転職におけるコストとリスクとはどのようなものなのでしょうか。

重光:まず転職に成功しても、転職先でまた社内外の信用を深めていかなければならず、ここに時間とエネルギーがかなりかかります。たとえ同業間転職であろうとも信用構築は必須ですし、「コンサル→投資銀行」といった異業種転職となれば信用構築のハードルは更に上がります。これが転職における大きなコストです。そして、新しい仕事で自分がパフォームできるのか、新しい職場で人間関係は上手くいくか、そもそも会社全体の業績は大丈夫か、といったものが転職におけるリスクに当たります。

この転職におけるコストとリスクはかなり大きい。打ち込み続けたいと思える仕事があるならそこに留まり続けたほうが効率的だと思います。ですので、私のように「戦略コンサル→ベンチャー→投資銀行→PEファンド」と業界横断を繰り返すのは、かなりコスト高かつリスク選好的な選択でして、偶然の積み重ねの産物でしかありません(笑)。

スマートキャピタル(SC)を創業したのは、多様な経営スキルを身につけられる場所を作りたかったというのも理由の一つです。PE投資も戦略コンサルティングも当然やりますし、財務やM&Aに関するアドバイザリー業務も行います。各領域のスペシャリストが集っていますので、上記のような転職コスト/リスクを背負わずとも、経営にまつわる多様なスキルを高いレベルで身につけることができます。

 

やりたい仕事が決まらないなら、ネクストキャリアの幅広さで選べ

――これから社会に出る学生たちに、キャリア選択のアドバイスがあればお願いします。

重光:ありふれたアドバイスとは思いますが、やりたいこと、打ち込みたい仕事があるならとことん貫いた方がいいです。それが自己成長のためにコストとリスクが一番低く済みます。ブランドや誰かの意見を拠り所にすると、そのうち限界が来てしまうと思います。

ただ、現時点ではやりたいことが決まっていないという方も多くいるでしょう。その場合は、将来の可能性が広がるようなキャリアを選んだ方がいいと思います。まずは純粋にビジネススキルが身につく場所であること。そういう意味ではプロフェッショナルファームがいいのではないでしょうか。学べるものが多くありますし、何より周囲に優秀で意欲の高い人しかいない環境は自分を成長させるために最適です。

現時点でやりたいこと、打ち込めることが見つかっていなくても、自分が成長しできることが広がることで、それらが見つかる可能性は高まると思います。私の場合、キャリアを積む中で、新卒から10年も経って得意なことが見つかったわけですし(笑)。

――プロフェッショナルファームの中でも、スマートキャピタルは他社と比べどういった特徴があるのでしょうか。

重光:やりたいことを探しながら力を磨くという観点で言えば大きな差はないと思います。ただ、SCの場合は業務の幅が広く、習得できるスキルが多いという特徴があります。もしどこかの領域に特化したプロに若いうちからなりたいのであれば、大手のファームに行った方がいいかもしれません。逆に自分の可能性を限定せずコンサルやFA、投資といった経営に関する全領域を学びたい人には、そのための最適な環境としてスマートキャピタルという場を提供できればと思います。

また経営者及び経営課題との近さも特徴だと思います。少数精鋭でプロジェクトを回すので、経営にダイレクトにつながる課題を、オーナー経営者とともに直接解決する仕事が若いうちから経験できます。机上のテクニックだけではなく実践経験を身につけたい人にもおすすめですね。


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