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sponsored by アーサー・ディ・リトル・ジャパン
Q.1 所属部門の紹介をお願いします。担当業務、職制/職階と各役職の職務内容はどのようなものでしょうか。
世界最古のコンサルティングファーム、アーサー・ディ・リトルの東京オフィスに所属しています。
職階は順にビジネスアナリスト、コンサルタント、マネージャー、プリンシパル、パートナーというように分けられており、この並びは多少の名前の違いこそあれ、同業他社と同様かと思います。
職階別の詳細な職務内容については、弊社のHPにも記載されているので、もしご興味をもって頂けた方はご参照頂ければと思いますが、基本的には上に上がるにつれて、目の前のケースワークだけではなく、チーム/プロジェクト/クライアント等種々のマネジメント、ひいてはクライアントのビジネスパートナーの役割を担うようになっていきます。
その上で弊社に関しては、上記のように緩やかに分かれている職階ごとの役割の垣根が、良い意味であいまいであり、少数精鋭だからこそ個人がしっかりと評価され、非常にスピーディに次のレベルの仕事に取り組むチャンスをもらえます。このチャレンジが奨励される風土であることは、弊社の特徴であり、コンサルという業種に、ある種の成長機会を期待して興味を持たれている学生さんにとっては、非常に良い環境ではないかと思っています。
Q.2 部門やチームのカルチャーをひと言で表現するとどのようなものでしょうか。
弊社のカルチャーは、組織としては先に申し上げた”チャレンジの奨励”、それを支える”他者への敬意”、というのはあると思います。
チャレンジの奨励は先の組織の構造だけではなく、そのチャレンジを支える上司のフォロー、高々新卒数年目の意見についても真摯に受け止める風土があって根付いていると思います。
その風土は、個人レベルに掘り下げると、パーソナリティとして、クライアントは当然のことながら、内部の人に対しても”敬意を持って接する”というコミュニケーションスタイルからくるものではないかと思っています。
Q.3 ご所属の部門やチームについて、同業他社と比べて優れていると考えられる点をできるだけ具体的に教えてください。
まず弊社の同業他社と比べた際の強みについては、様々なところで語られていることではありますが、製造業向けのコンサルティングであると考えています。
そして、それらを支えている長年製造業のイノベーションのマネジメントに携わってきた知見、人材については、他社に比べると一日の長があるのでは、と感じています。
蓄積された知見について社内で共有/アップデートを重ねることで、先に抑えておくべき市場・技術のトレンドに(当然ある程度の知的好奇心は必要ですが)効率的にキャッチアップし、個々のクライアント固有の課題について集中して思考できる点は、弊社の強みの源泉の一つだと思います。
また、その知見の共有についても資料や文面などでサラッと共有されるものではなく、それを実際に考え、クライアントとも議論をした人材に直ぐにアクセスできる点も、少数精鋭の弊社ならではなのではないかなと考えています。
Q.4 ご所属の部門やチーム(もしくは会社全体)について、入社前の期待値を最も大きく上回ったこと、上回ることができていないことをそれぞれ教えてください。
入社前に期待値を最も大きく上回ったのは、先にも申し上げましたが自分に与えられる仕事の幅、いわゆる裁量の大きさだと思います。
入社前から、「ADLは任せる社風だから」というのは聞いていましたが、実際にアウトプットに関与し、実際に自分の手でクライアントにお伝えするというプロセスは、想像以上にチャレンジングで、他では積めない経験を積ませて頂いていたと思います。
上回ることができてないことに関しては、あまりないというのが正直なところです。というのも、弊社の新卒採用のプロセスは同業他社に比べると、少数精鋭が故に、顔を突き合わせて話をする機会が多く設けられており、その中で弊社の真摯/正直な人柄も手伝って、選考過程からかなり赤裸々に様々なことをインプット頂いた為です。これはあまり文章では伝わり辛いかと思うので、興味を持って下さった方は、是非弊社採用の門を叩いていただき、本当に聞きたいことを真っすぐにぶつけてみて欲しいです。
Q.5 ご担当されている業務に求められるスキルセットとマインドセットを教えてください。
スキルセットとして求められるものは、そこまで変わったものはなく、素地としてのロジカルシンキングや、論点思考、Excel、PowerPoint、業界知識、等書籍/Webに溢れているようなものかと思います。
本質的に重要なのは、それらのスキルをクライアントの為に最大限使い尽くすという心構えに加え、最新の技術/サービスに対して知的好奇心をもって向き合えるマインドセットであると考えています。
特に弊社の場合は、製造業向けのコンサルティングをメインとすることから、新しいサービス、未知の技術に対して、アレルギーなく向き合えることは、素養として必要であると思います。誤解して頂きたくないのは、上記は入社当時から専門知識を持っていないといけないということではなく、未知のものに対峙したときに、そこに楽しさ/面白味を感じられるパーソナリティが必要だ、ということです。
Q.6 入社してからご自身が最も成長したと思うことを理由とあわせて教えてください。
日々クライアントに対峙し、大きな裁量をもって仕事を任され続けることで、プロ意識は成長したのではと思います。
弊社の扱う仕事は、クライアントもしくはその先にある企業の行く先を占うようなものばかりで、自分の考察したアウトプットを基にクライアントが意思決定を行う為、非常に責任の大きい仕事です。自分の一言一言がクライアントに与える影響を考えながら、絶対的に正しい答えのないビジネスの世界で、クライアントにとっての最適解を創り上げていく必要があります。
自分のアウトプットの影響を与える範囲を考えると、妥協は許されず、クライアントが納得していただけるまで考え抜く必要があり、必然的に自分のアウトプットに対するプロ意識は醸成されたと思っています。
Q.7 所属する部門やチームの人の育て方で、特徴的だと思うことはありますか。
社内には、当然画一的なスキル研修やグローバル研修、英会話トレーニング等はありますが、特徴的なのは個々人の特性に合わせた成長の方向性を模索してくれる点でしょうか。
コンサルティングという業務の特性上、最後は個人としてのポジショニングを、自ら選択していく必要があり、社内でも業界軸で戦う人もいれば、機能軸で戦う人、表現が難しいですが、ソフトスキルで戦う人等、様々です。
そういった、個人ならではのポジショニングを築くため、プロジェクトのアサインメント等の個人の希望は最大限考慮してもらえますし、1人1人につくメンターからも純粋に足りないスキルといったところに留まらないアドバイスを頂けるのも弊社の特徴だと思います。
Q.8 所属部門の仕事について学生からどのような人が向いているか、もしくは不向きかを問われたら何と答えますか。
向いている人という点では、Q5でも触れましたが知的好奇心の強い方、加えて相手の思考/想いに寄り添える方、そして芯のある方は弊社の仕事に一定の適正はあるのではないでしょうか。
知的好奇心については、前述の通りですので割愛しますが、弊社の仕事はどこまで行ってもクライアントあってのサービス業ですので、クライアントの発言、悩みの深層に想いを巡らせられることは必須条件かなと思います。そういう意味では、裏返しの意味ではありますが、人の話を聞くよりも、話すのが好きな方は意外と社内、クライアントから評価されなかったりします。
またもう一つの、芯がある、というのはクライアントに対して、何か提言をする際に必要な素養かと考えています。弊社の仕事は、クライアントの思い描いている通りの”絵姿”を寄り添って創り上げていくだけではなく、時にはクライアントの思い描いている方針、戦略に対して課題を投げかけなければならないこともあります。その際に、必要なのは近視眼的な楽さに流されず、厳しいことも自らの論拠に基づいて提言できる”芯”は必要だと思っています。
Q.9 あなたが今後1年以内に仕事で成し遂げたいことを最大三つまで、その理由とあわせて教えてください。
一つは、クライアント企業の“人”に深く関わるプロジェクトに多く携わりたいですね。
これまで私が関わったプロジェクトは戦略として何をしていくか、所謂”what”を掘り下げるようなものが多かったのですが、これから人が減っていく日本において、戦略における”how”の部分、特にその支えとなる”人”、”組織”の動き方、創り方の重要性も増すのではと考えています。
その意味で、クライアントごとの多種多様な組織課題に向き合い、改善していく助力になる中で、仕事の質としてもより深めていければ、と思います。
Q.10 就職活動中の学生に、人生の先輩としてメッセージをお願いします。
人生の先輩といえるほど、皆様とも歳も離れていないので難しいですが、就職活動を終えて、数年社会人を経験してみて言えるのは、就職活動における”納得感”はその後の仕事のモチベーションに繋がる、ということです。
就職活動中の皆様は、最も自由に職業選択をできる、と言われていますが、就業経験もない状況では正直どう企業を選べばいいかわからないという方もいらっしゃると思います。どれだけ情報収集をしようとも、その情報量には限りがあると思いますし、全ての選択肢を余すことなく検討する等といったことは、実際難しいのが現実です。限られた時間の中で、ご自身と向き合い、絶対に譲れないこと、やってみたいこと、やりたくないことを抽出し、”納得感”をもって将来を選択してくだされば幸いです。
また、その選択肢の中で、弊社の門を叩いて頂けましたら、大変嬉しく思います。
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