はじめに
【投資銀行】編に続き、
今回はコンサルティングファームでの面接に挑む際の準備について、解説します。
面接にはケース面接と通常の面接があり、その両方をあわせて行うこともあります。
まずは「ケース面接」について説明していきましょう。
ケース面接の位置付け
コンサルティングファームの面接試験として有名なケース面接。
インターンや本採用で選考が進めば、必ず何度かは受ける機会があるはずです。
かの有名な ボストン コンサルティング グループによる説明を見てみましょう。
ケースインタビューは、さまざまな業界、分野での実際のプロジェクトに基づいた課題分析、課題解決などに関するディスカッションです。
ケースインタビューは、知的好奇心や傾聴力、論理的思考力といったコンサルタントとしての資質を評価させていただくのと同時に、BCGのコンサルタントの議論を通じてコンサルタントの頭の使い方や、BCGの人・組織を知っていただく機会でもあります。
ケース面接の対策
対策については過去の記事にまとめています。
【対策:ケース面接】
ケース面接で見られるポイント|現役戦略コンサルタントが語る(2)
とロジカルシンキングの盲点-手段の目的化を回避せよ
また、フェルミ推定に関しては下記の記事をご参照ください。
【対策:フェルミ推定】
【フェルミ推定演習01】日本国内にあるPCの数を求めよ
【フェルミ推定演習02】電車の利用者数を求めよ
以下の書籍もケース面接対策に非常に役立ちます。
単に読むだけではなく、発想法や、質問に対する適切な返し方を学んでください。
戦略コンサルティング・ファームの面接試験―難関突破のための傾向と対策
過去問で鍛える地頭力 外資系コンサルの面接試験問題
ケース面接で力を発揮するためには、練習も大事ですが、様々な業界に興味を持ち、知識を得ていることが望ましいです。
日経新聞やビジネスに関する書籍を、通学時間などを利用して読んでみてください。
※ビジネスに関する書籍は、自己啓発本のようなものではなく、特定業界に詳しい人が一般ビジネスマン向けに書いた業界事情の本などが好ましいです。
全業界分析系の書籍を開き、各業界で成功している企業の成功要因を特定してみることも勉強になります。
小売業界であればいかに良い立地を確保しているか、消費財業界であればいかにブランドを確立しているか、広告宣伝費を投入しているかなど、大まかなビジネスモデルを掴むことが出来るはずです。
ここで注意を1つ。
ケース面接は、個人面接の最中に「ではケース問題をやってみましょうか」という形で始まる場合がほとんどです。
つまり、
ケース面接はあくまでコンサルの面接において1つの科目のような位置付けであり、通常の面接対策もしっかりとする必要がある…ということをよく覚えておいてください。
通常の面接対策6割、ケース対策4割といった配分がおすすめです。
フェルミ推定に関するコミュニティ
※19卒※【実践】フェルミ推定の問題を解き合うトピ
フェルミ推定で事前に記憶しておくべきデータが知りたい
フェルミ推定はどう対策すべき?
数字に強くない学生向けの、コンサルケース面接対策法を教えてください
【フェルミ推定】戦コン選考での質問内容が知りたい
通常の面接には普通の対策を
準備しておく質問は、「投資銀行編」の場合と全く同じです。
【コンサルティングファーム】想定問答集を作っておくべき質問■志望動機
・なぜコンサルティング業界を希望するのか
・なぜ事業会社でないのか
・なぜ他社でなくうちなのか
■自己PR
・自分の強みと弱み
・強みを生かした経験や苦労した経験
・学生時代に頑張ったこと
■キャリアプラン
・将来何をしたいのか
・どうなりたいのか
・どんなプロジェクトに参加したいか
■最近のニュースについて
・気になるニュース
・なぜそのニュースが気になるのか
・そのニュースについてどう考えるか?
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