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sponsored by コンコードエグゼクティブグループ
マッキンゼーやBCGなどをはじめとするコンサル出身者や、総合商社やメガバンクなどに勤務する名門大卒のビジネスパーソンが数多くキャリア相談に訪れるコンコードエグゼクティブグループ。
“日本ヘッドハンター大賞”初代MVPを受賞した業界のカリスマ・渡辺秀和氏が設立し、東大初の本格的なキャリアデザインの授業の開講などでも話題を集めるキャリアコンサルティングのプロフェッショナル集団です。
今回は、2016年に入社した西谷有生氏と、2017年に入社した小寺礼香氏のお二人に、キャリアコンサルティングの魅力を語っていただきました。
――お二人の自己紹介をお願いします。
西谷:私は、2008年に戦略コンサルファームのブーズ・アンド・カンパニーに新卒入社し、2010年にシグマクシスの戦略部門に転職しました。その転職を相談したのが、コンコードでした。
その後、キャリアコンサルティングをやりたいと思うようになり、まずは業界大手で経験を積みたいと考えて、リクルートキャリアに転職し、主にコンサルティング業界の転職支援を経験しました。理想的なキャリアコンサルタントを目指して試行錯誤をする中で、『ビジネスエリートへのキャリア戦略』に出会い、これこそが自身の行いたいキャリアコンサルティングだということに気が付きました。そこで、コンコードの門を叩きました。
小寺:私は、2009年三菱商事に新卒入社して自動車ビジネスの担当となり、中国留学や現地での新会社設立支援などを経験しました。日本に戻った2014年ごろ、友人の紹介でコンコードにキャリアの相談を始め、個人として確かな「顧客支援力」をつけたいと2015年にベイン・アンド・カンパニーに参画しました。様々な業界のプロジェクトを経験する中で、新卒時から胸に秘めていたものの仕事にする自信が無かった「個人と個人の架け橋になりたい」という想いを直視する時機が訪れ、コンコードの選考に挑戦しました。
――コンコードの事業内容についてお聞かせください。
西谷:コンコードは、“未来をつくるリーダー”のキャリア支援を行う会社です。具体的には、キャリアコンサルティング事業、キャリア教育事業、そしてソーシャルスタートアップ支援事業の3つを展開しています。
メインの事業であるキャリアコンサルティングは、ご相談者一人ひとりのキャリアのゴールに向かって、一緒にキャリア設計を行う仕事です。現在は約20名のエグゼクティブコンサルタントが在籍しています。東大や京大などの名門大卒の経営幹部候補や、マッキンゼーやBCGといったコンサルティングファーム出身者などのビジネスリーダーの皆様に対して、キャリア形成を支援しています。ご相談者の年齢層は幅広く、20代の第二新卒クラスから、50代の事業会社の社長やコンサルティングファームのパートナーまで様々です。
――昨年、東大でのキャリア設計の授業が大きな話題を呼んでいましたね。
小寺: そうですね。キャリア教育事業の一環として、「キャリア・マーケットデザイン-Design Your Future, Design Our Future-」と題した、東京大学初の本格的なキャリア設計の授業を開講しました。全部で12回ありましたが、毎回300人近い学生が出席していました。いつも授業終了時には、大学の講義としては異例の拍手が沸き起こるなど、会場全体が熱気に包まれており、学生の皆さんの意識の高さをひしひしと感じましたね。
講義の中では、自分の夢や志を実現するためのキャリア設計法や、実際に社会人として良いスタートを切るための心構えをお伝えしました。
また、戦略コンサルタント、商社エグゼクティブ、社会起業家、女性エグゼクティブなど、第一線で各界を牽引するリーダーをゲストに招いて、体験談を交えながらお話しいただいたりもしました。
学生の皆さんからは、「キャリアを考える上で本当に貴重な話が聞けた」という嬉しい反響を頂きました。特に4年生から、「もっと早くこの講義を聞いておきたかった」という声を数多く頂いたのは印象的でしたね。
今後についても、他大学や高校への展開などを視野に入れて、広く日本のキャリア教育に貢献していきたいと考えています。
――キャリアコンサルティングの具体的な仕事内容を教えていただけますか?
西谷:キャリアコンサルティングではまず初めに、ご相談者の目指すゴールであるキャリアビジョンを策定し、それを実現するためのステップを一緒に考えていきます。
ただ、折角描いたキャリア戦略も、選考で合格しなければ絵に描いた餅となります。貴重なチャンスを無駄にせず、確実に合格を勝ち取るために、独自のノウハウによって選考対策のサポートをしています。
――西谷さんは、前職の人材紹介会社の最大手・リクルートキャリアでもキャリアコンサルティングに携わっていたわけですが、コンコードとの違いはありますか?
西谷:まず、コンコードでは単なる“スキル”と“案件”のマッチングをしているのではなく、「キャリア戦略」の設計からご支援しているという点です。
一般的に、転職を検討する際には、リクルートやパーソルキャリアのような、様々な業界・職種を扱う大手転職サイトで情報を得ることからスタートすることが多いと思います。こうした大手のサービスは情報量も多く、あらゆる経験の方に対応できるという意味で、素晴らしいと考えています。一方でこうした一般的なサービスでは転職希望者と企業のスキルマッチングに重点が置かれている面もあり、例えば、営業職の方であれば、より高い収入となる営業職が紹介されやすくなるといった傾向があると考えています。
それに対して弊社では、ご相談者が本当にやりたいことや目指すゴールを実現するためのキャリア設計を伴走するというスタンスをとっており、「今回の転職で条件がよくなれば良い」という発想とは異なります。もしご相談にいらした営業職の方が「将来は起業したい」という夢をお持ちであれば、単に年収が上がる営業職を紹介するのではなく、起業に必要な力をつけられる別キャリアへの転身を考えていきます。
そのため、弊社では、「キャリア戦略」を軸としたカウンセリングを重視しています。長年にわたるキャリアコンサルティングを通じて、弊社にはビジネスリーダーが着実にスキル・経験・資金・ネットワークを築くためのキャリア設計のノウハウが蓄積されており、そちらを元にキャリア支援をしているのは他社との大きな違いといえます。
また、ご相談者との“長期的で誠実なお付き合い”を大切にしていることも特徴です。私たちは、ご相談者が弊社経由で内定を獲得した場合でも、その話を無理に勧めるとはありません。むしろ、他社経由の内定でも、より良い話であればそちらをお勧めしています。また、最初にご相談に来られてから、半年~1年後の転職は当たり前。長い方だと、3,4年以上のお付き合いをしているご相談者も珍しくありません。
――思い出に残っているエピソードを教えていただけますか?
小寺:昨年末、「他の人材紹介会社に見捨てられました…。」と、かなりショックを受けた状態で、ご相談に来た方がいらっしゃいました。
実は、この10年で日本の転職市場が発達しており、人材紹介会社の既存キャパシティでは対応しきれない状況なのです。このような市況下では、案件を紹介する「だけ」で決まるような、目標が明確かつ優秀な方以外はサービスの優先順位が下がり、キャリア面談に時間を割かれない、とりあえず1社応募させて落ちると音信不通になる、一方で通過すると急に他社を含めた熱烈勧誘を行う、という進め方をされる場合もあるようです。
その方も、面接対策を依頼したところ「早く記念受験をして諦めて下さい」という雰囲気で、1度も面談が行われないまま面接日程だけが届き、捨て駒だなと感じられたそうです。
私がご支援させて頂くことになり、お仕事のご都合も踏まえながらも、1社目の面接までに2回、約4ヶ月の選考期間に10回以上お会いしました。3ヶ月目までは、実力は伸びているものの中々ご縁に恵まれず結果が出ませんでした。それでもめげずに活動を継続されていたところ、ちょうど有名シンクタンクで、新規の積極採用求人が発生しました。長いお付き合いから「ご本人に合っているのではないか」とご紹介した結果、ご関心を高くお持ちいただき、また粘り強い活動で実力がついていたため難なく内定し、かつ当初期待を超える年収条件になりました。
ダイヤの原石と同じで、適切な準備を行って、勝機を待てば、理想のキャリアが築けると考えており、この時にはまさにキャリアコンサルティングの価値を発揮することができ、とても嬉しい支援でした。
――ここまでお話を伺っていて、キャリアコンサルティングは、とてもやりがいのある仕事だと感じています。一方で、ビジネスリーダーやコンサル出身者のキャリアの相談に乗ることは、難易度の高い仕事だと思われます。新卒の未経験者が入社して、大丈夫なのでしょうか?
小寺:はい、問題ありません。「CORE研修」と呼ばれる、一ヵ月に及ぶトレーニングプログラムによって、コンコード流のコンサルティングスキルを身に付けられるようにしっかりサポートする体制が整っています。「支援」のスキルを学べますので、就業経験や転職経験は必須ではありません。スポーツでも、選手経験のない名監督・名コーチがいるのと同様に、コンコード流のスキルを学べば、一流のエグゼクティブコンサルタントになることが可能です。
ただ、エグゼクティブコンサルタントの業務は難易度が高いというのも確かです。
私もこの仕事を始めた際に驚いたのですが、キャリアコンサルティングでは、自分1人でクライアントに向き合い、結果が全てダイレクトに自分へ返ってきます。
商社や戦略コンサルティングファームはチームビジネスですので、実務担当は自分でも、報告先や責任者が必ずおり、結果もチームとしての大きな価値という部分がありました。
一方、キャリアコンサルティングは個人対個人の仕事です。私の提案内容によって、ご相談者の人生が大きな影響を受けることに、最初はものすごいプレッシャーを感じました。提案内容に最終責任を持つという意味では、コンサルティングファームのパートナーと似た立場ですから。
しかし、コンコードの社員は、職業柄、皆教えるのが好きで、面倒見が良いです。私が悩んでいるのを察して、いつも誰かが声を掛けてくれました。
「入社時研修のこの部分を復習してみたら?」と具体的なアドバイスをもらいつつ、入社時研修で学んだことを復習し、キャリアコンサルティングの場で実践し続けました。
そのような中、ご相談者が無事に内定を獲得し、「小寺さんのお陰で合格できました」と喜んで頂ける経験を積んでいき、自分の支援内容に徐々に自信を持てるようになっていきました。やはり、どの仕事でも同じだと思いますが、一生懸命に努力して、成功体験を積むことが最良の薬なのだと思います。今では、入社当初に感じていたような不安も嘘のように消えて(笑)、毎日楽しく仕事に取り組めています。転職したご相談者とお会いして、「小寺さんのお陰で人生が変わりました!」と喜んで頂けるときは、本当に嬉しいです。私個人に対してそこまで感謝して頂けるというのも、チームの1メンバーであったコンサルファーム時代や商社時代にはない醍醐味かも知れませんね。
――入社時研修では、具体的に何をなさるんですか?
小寺:代表の渡辺が制作した動画研修をベースに学びます。キャリアコンサルティングに必要な業界知識から、キャリア戦略の具体的な設計法、書類やケーススタディの対策法、案件のご紹介方法、企業への応募の方法など、多岐にわたります。さらに、ご相談者の思考を深めるための問いやご相談者の気持ちを考えると避けるべき言い回しなど、かなり具体的なノウハウも多数紹介されています。
本当に覚えることが多く、1ヶ月間、受験勉強のように、たくさん暗記しました。商社やコンサルティングファームの研修が簡単に思えるほど大変でした(笑)。
例を挙げると、「なぜ転職しようと思っているのですか?」というのは、代表的な避けるべき質問と教えられます。これは人材紹介会社に相談に行くと、ごく自然に聞かれる質問なのですが、ご相談者の気持ちとギャップがある投げかけだと私たちは考えています。多くのご相談者は、転職せざるを得ない状況にはありません。ましてや、初対面の人にそのように見られたくはないでしょう。現職に残るのも素晴らしい選択肢で、それに加えて外部のキャリアも含めて検討しようとされているのです。またコンコードでは、ご相談者のキャリア戦略の設計を重要視しているため、必ずしも転職が最適解とは限りません。そのため、転職前提でご相談をスタートするのは、間違っていると考えるのです。
入社時研修では、このようなレベル感で、キャリアコンサルティングに必要なことを全て学ぶことができます。新卒で入社いただいても、全く問題ありません。
――コンコードの組織運営の特徴について、お聞かせください。
西谷: ノルマやスカウトがないことが大きな特徴です。
一般的に人材紹介業は、月次・四半期・年次等のノルマがあります。そのため、自分の月次の数字を達成するために、とにかく転職していただくように説得する場面も、残念ながら出てきます。
そういった会社では、少しでも多くの方に転職してもらうため、スカウトメールなどを大量に送る仕事などもあったりします。
しかし、代表の渡辺は、ご相談者にとってベストなキャリア形成を長期的な視点でサポートすることが、最も大切だと考えています。
ノルマやスカウトメールを打つ作業がないおかげで、我々は、営業成績を上げることに囚われず、ご相談者が納得するキャリアの解が見つかるまで、全力でキャリアコンサルティングに専念することができます。
働き方にも特徴があり、コンコードの就業時間のコアタイムは、15:00-16:00の1時間のみです(笑)。他の時間帯は、ご相談者のご都合に合わせて、 自らの裁量で自由に働く時間を決めることができます。
小寺:また、報酬についても特徴があります。コンコードの給与体系は、成功報酬のインセンティブの割合が大きくなっています。成果に応じた正当な報酬が得られる仕組みとなっており、大変高い給与水準を実現しています。私はまだコンコードに転職して1年ですが、既にコンサルティングファーム在籍時の給与を超えています。
――コンコードの新卒採用についてお聞かせください。
西谷:今年は、新卒採用募集に500人の応募がありましたが、採用したのは1名のみでした。
採用人数の上限を設けているわけではありません。何よりも人物面や価値観を重視した採用を行っています。
当社のコンサルタントに必要なのは、「人への思いやり」「問題解決する知恵」「自らを律する意思」「成長を楽しめる心」といった資質です。こうした資質を持つ人なら、当社での仕事に誇りとやりがいをもって、楽しみながら成長することが出来ると思います。このような観点から、人物本位の採用を行っているのです。
――最後に、キャリア設計のプロフェッショナルでいらっしゃるお二人から、大学生へのアドバイスをいただけますか?
小寺:昨今の大規模なリストラや外資企業による買収などの例を見るまでもなく、日本の大企業の雇用安定神話は既に崩壊しています。一つの企業に依存する生き方はリスクが高くなっており、人材市場をセーフティーネットとするキャリア設計がとても大切になっています。20年ほど前では考えられなかったような大きな変化で、多くの皆さんがご自身の将来に不安を抱えている状況です。そのような背景から、弊社では、キャリア戦略の設計法を、学生の皆さんにも広くお伝えするべく、東京大学や一橋大学におけるキャリアデザインの授業や、『未来をつくるキャリアの授業』(日本経済新聞出版社)をはじめとする書籍の執筆を通じて、キャリア教育活動も展開しています。キャリア設計をする際に、人材市場の実態を踏まえたプロの視点を参考にして頂ければと思います。
西谷:就職活動や転職活動は、自分の「やりたいこと」を叶えるための手段でしかありませんので、それを目的化しないでほしいと思います。そうではなく大学時代に、ぜひ「やりたいこと・楽しいこと」を見つけていただきたいです。そのために、セミナーやインターンをどんどん活用してください。就職せずにその仕事を少しだけ体験できる機会は、学生時代にしかありません。
そして、その「やりたいこと・楽しいこと」が、“人生相談に乗ること”や“キャリア設計のアドバイスをすること”でしたら、ぜひコンコードの面接に来てください。仲間が待っています!
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