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「ブラック?」とんでもない!むしろ「ホワイト」なコンサルティングファームの実情【現役コンサルTAK】

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〈筆者プロフィール〉
TAK
世界最大級のコンサルティングファームに勤務。新規事業戦略や組織戦略、M&A(デューデリジェンス、DD)が専門です。コンサルティングファームの内情や若手コンサルタントの私生活を暴露します。ツイッターアカウントはこちら→@tak_consultant

 
就活生の皆さん、初めまして!
某外資系コンサルティングファームのTAKと申します!
今回の寄稿が初めてなのでまずは簡単に自己紹介をさせていただきます。

私は、現在勤務しているファームには、サマージョブを通じて入社しました。
大学3年時に、米国の大学に交換留学をしていたので、帰国した時には、当然ですが、同級生のみんなは就活を終えていました。しかもみんな、超が付く有名企業から内定をもらっている状況でした。

元々留年するつもりだったので、全く焦る必要は無かったのですが、どちらかというと、同級生のみんなが大学時代の集大成として遊び倒す最後の一年を、一緒に過ごせないことに非常に残念な気持ちになってしまい、急に「夏の間に就活を終わらせよう!」と火が付いたんですよね。(笑)それで、まさにこの「外資就活ドットコム」を使って、企業調べを開始したのです。

とはいえ、第一志望の業界をコンサルティング業界に絞ってはいました。
というのも、「圧倒的な成長環境がある」と感じていたためです。
何故成長したいか、というと、私の祖父をはじめ、多くの親戚が起業しており(中には誰もが知っている大企業の創業者もいます)、自分もいつかは起業したい、そのための力を身に付けたい、と思ったためです。

ですが、当時は、やりたいビジネスが何か、全く定まっておらず、とりあえず「モラトリアム的に、いろんな業界に関われる」、という側面からもコンサルティング業界を志望していました。

もちろん、入社後数年経った今は、おぼろげながらも「やりたいこと」が見つかり始め、着々とその準備に勤しんでおります。いつコンサルタントを引退するかわかりませんが(笑)、それまでにできるだけ多くの「真実」を皆さんに暴露していければと思います!

あなたはこれを見て「ブラック」だと思いますか?

就活生のみなさんは、就職先を選ぶときに、どのような軸を基に、業界・企業を選んでいますか?

仕事内容はもちろん、知名度や給料、キャリアパス、様々な観点から業界・企業選びを進めていかれると思いますが、昨今色々な事件がありましたし、「ブラックかどうか」を重視している方も多いのではないでしょうか?

コンサル志望の人に「ブラックどうか」を重視している人なんて居ないかもしれませんが、というのは冗談で(笑)、最近OB訪問の対応をしている中で、コンサルタントの「働き方」について、結構な頻度で質問を受けることがあるので、今回はその実態を暴露しちゃいたいと思います!

それでは、まずはこちらをご覧ください!

こちらは紛れもなく、私の経験した某社の全社改革プロジェクトのとある一週間(多少緩やかな週)のスケジュールです。
ちなみに、このプロジェクトは、クライアントから高い評価をいただいてしまい、残念ながら後続フェーズが半年ぐらい続いてしまいました。(笑)

この半年間で、何本のレッドブルを消費したか、何度トイレの個室で意識を失ったかわかりません。

トイレの個室で意識を失うと、我に返った時に、足がしびれすぎて立ち上がれなくなり、また意識を失って…気づいたら1時間経ってしまい、なんてこともありました。
めちゃくちゃ効率悪いですよね。(笑)

このプロジェクトはテーマが難しかっただけではありません。クライアントが、本当に飲み会が大好きな人たちだったため、飲み会となると5次会まで連れ回されることもありました。

中には、休日に、お抱えのキャバ嬢とのBBQ大会に誘ってくれる方までいらっしゃいました。「ロジカル」よりも「フィジカル」が求められる場面も多々あったため、本当に本当に疲労困憊な日々が続いたプロジェクトでした。(笑)

そんな状況においても、「戦略コンサルタントたるもの、1日に1歩でも成長していない人間はゴミである」、「あなたはこのクライアントにどうなってもらい、どんなことをしてもらって、どういう世界を作りたいんですか?そのために自分はどのように成長すれば良いんですか?」などと問いかけてくる、目線の高すぎる上司の下、日々自己研さんにも励んでいました。どんなに遅い時間に帰ろうと、プロジェクトに関する本を読んだり、クライアントの北米支社長との電話会議に向けて耳を馴らすためにPodcastでABCニュースを聞いたりと、自分を高める努力を続けました。

上記は、私の入社後数年間の経験の中でも、比較的忙しいプロジェクトだったかもしれません。でも、確かに存在していた事実なんです。

コンサルタントの在籍年数が伸びているといわれるワケ

こんな長時間労働の場面があっても、コンサルタントの寿命(業界在籍年数)は数年と、年々伸びているとも言われているのです!(もちろん、数ヵ月で失踪される方もいます。)

それは何故か?答えは単純です。コンサルタントの仕事には、世の中の趨勢に反するその働き方が是であると言い聞かせてでも続けたいと思える、圧倒的な魅力があるからです。
その魅力を簡単にご紹介させてください。

①クライアント企業や世の中に対して、確かな価値を提供できる

日経新聞の一面を賑わすような企業のビッグニュース。私たちコンサルタントは、そういう記事を見るたびに、どこのファームが支援したんだろう、と考えます。(もちろん、不祥事は支援しませんよ。(笑))

そうなんです。今や世の中の大半の企業が、コンサルティングファームをうまく活用しながら、自社のビジネスを効率的・効果的に進めているのです。飲み会ばかりしていた上記のクライアントも、最近過去最高収益を更新していました。それも、世の中にとって価値ある事業に取り組んだ結果として、です。その大きなドライバーとなったのが、まさに私たちの関与したプロジェクトのアウトプットでした。

このように、コンサルタントの仕事とは、クライアント企業のみならず、その先にある世の中に対しても価値を提供できる仕事なのです。こういうニュースを見るたびに、コンサルタントの仕事を続けてきて良かった、これからも続けていきたい、と、少なくとも私は思いますし、そう思う人が多いはずです。

②クライアント企業や世の中と一緒に自分自身も成長できる

冒頭にも述べたように、私は「圧倒的な成長環境」を求めて、コンサルティングファームに入社しましたが、結論から言うと、期待通りでした。

まず、新卒の皆さんは、いずれのファームにおいても、研修的なイベントはありますが、それが終わった瞬間に現場に出され、クライアントから月数百万円チャージするプロフェッショナルとして見られます。

私も大学時代にコンサル「っぽい」ことをするサークルに所属し、企業に学生向けの販促戦略などを提案したこともありました。ですが、何の責任もない「コンサルごっこ」とプロフェッショナルとしての「仕事」の間にはまさに天と地の差がありました。

やっぱり、大企業の役員クラスに刺さる提案をするのって本当に難しいです。
それでも、クライアントからしたら、「フィーを払っているのだから、価値ある提案をしてくれて当然」という感覚です。なので、年次関係なく、どんなに難しくても、一年目からでも大企業の役員クラスに刺さる提案に向けて、常に背伸びをしながら、業務に励まなければなりません。

でも、仕事の能力も筋トレと同じで、多少負荷を掛けないと伸びないものです。また、人は大変なときじゃないと「大」きく「変」われないものです。その意味では、日々の業務の中で確かな成長を感じますし、1年目と入社後数年後の自分を比較しても、その差は歴然です。

③メリハリのきいた働き方ができる

既にご存知の方も多いかも知れませんが、コンサルタントって意外と休みが取れるのです!私も毎年一度は二週間程度の休みを確保していますし、プロジェクトの切れ目には極力有休を消化するようにしています。それに、給料もそれなりに良いので、こういった休みの間に海外旅行に行く人も多いです。

社会人の方で、就活を終了した学生の皆さんから、「残りの学生生活は何をすべきか」と問われ、「長期間の旅行」と答える人が多いと聞きます。流石に1ヵ月のバックパック旅行などは難しいかもしれませんが、コンサルタントは、一定の期間を旅行に費やすことが、そう難しくなくできてしまいます。こうしたメリハリのきいた働き方ができる点もコンサルティングファームの魅力の一つだと思います。

「夢中になっているから『体感労働時間』は短い」と言える企業を見つけろ

ここまで読んでくれた皆さんの中には、コンサル業界が「ホワイト」である、と思えてきた方も多いのではないでしょうか?(笑)

皆さんも、食事を忘れて部活に打ち込んだり、睡眠時間を削って朝まで遊んだり、自分にとって魅力度の高い何かに夢中になっているうちに、気づいたら長い時間が過ぎていた、なんてことはありませんか?

コンサルタントの仕事も同じです。「実労働時間」は他業種に比べて長めかもしれませんが、その圧倒的な魅力のおかげで、「体感労働時間」は短いぐらいかもしれません。むしろ、これだけ魅力的な仕事に長時間打ち込むことができるコンサルタントの仕事は、「ブラック」ではなく、「ホワイト」であるという見方も可能ではないでしょうか。

就活生の皆さんも、自分にとって何が魅力的なのかを突き詰め、真の「ホワイト」企業を見つけてみてください!

私が「外資就活ドットコム」で書くことの中には、コンサルティング業界にとって、できれば知ってほしくない「不都合な真実」もあるかもしれません。ですが、就活生が、働く業界を決定するために役に立つのであれば、どんどん公表していきたいと思います。

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