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こんにちは!商社、デベロッパー、広告業界から複数の内定を獲得した慶應生の者です。
これまで3回にわたり、面接の本質的理解から、自己紹介、深掘り質問、逆質問、ケース面接といった具体的な戦略まで解説してきました。このシリーズも、いよいよ最終回です。
今回は、すべての選考の集大成である「 最終面接 」をテーマに、内定をその手で掴み取るための最終的な心構えと戦略についてお話しします。
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内定を掴む最終面接。「覚悟」と「相性」の見極め方
最終面接は「能力評価」の場ではない。何が見られているのか?
まず、最終面接とそれまでの面接との決定的な違いを理解する必要があります。一次・二次面接が、あなたの「能力(スキル・思考力)」や「過去の経験」が、求める水準に達しているかを確認する「 能力評価 」の場であったのに対し、最終面接は、それらをクリアしたという前提の上で、以下の2点を最終確認する場です。
- カルチャーフィット(相性) : あなたという人間が、本当に自社の企業文化や価値観にマッチしているか。
- 入社への覚悟(本気度) : 内定を出した場合、本当に入社してくれるのか。その熱意は本物か。
面接官は、役員や人事部長など、会社の未来を左右するポジションの人物です。彼らは「この学生は、数十年後も我が社の中核を担い、企業文化を継承・発展させてくれるだろうか?」という非常に長期的かつ経営的な視点で、あなたを見ています。小手先のテクニックは通用しません。あなたの人間性そのものが問われる真剣勝負の場なのです。
最重要質問「なぜウチか?」への最終回答
これまでの面接でも繰り返し問われたであろう「なぜウカ?」という質問。最終面接でこの質問が持つ意味合いは、全く異なります。これは、 あなたの「覚悟」 を測るための、最後の問いかけです。
「人の魅力に惹かれた」「業界No.1だから」といった、抽象的で表面的な理由では、百戦錬磨の役員の心には響きません。最終面接で内定を掴む答えには、以下の3つの要素が不可欠です。
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Will(自身の成し遂げたいこと) :
あなたが社会人として、あるいは人生を通じて成し遂げたい夢やビジョンを具体的に語ります。「〇〇という社会課題を、△△というアプローチで解決したい」といった、あなた自身の内から湧き出る想いです。 -
Can(自身の強み・能力) :
その夢を実現するために、あなたのどんな強みや能力が活かせるのかを、これまでの経験と結びつけて具体的に示します。「学生時代の〇〇の経験で培った△△という力を活かせば、その夢の実現に貢献できると確信しています」という形です。 -
Must(その会社でなければならない理由) :
そして最も重要なのが、なぜその夢の実現の場が、競合他社ではなく 「この会社」 でなければならないのか、という点です。企業の独自の強み、事業領域、他社にはない企業文化、そしてOB/OG訪問などで実際に聞いた社員の方々の言葉などを具体的に引用し、「私のWillとCanを最も高いレベルで実現できるのは、貴社しかないのです」と、論理的かつ情熱的に説明します。
そして、「御社が第一志望です」という言葉は、もはや気持ちを伝えるだけでは不十分です。「もし本日、内定をいただけたならば、私はすぐに就職活動を終了し、必ず貴社に入社することをお約束します。
そして、入社までの期間は〇〇の学習に励み、一日も早く貴社に貢献できるよう準備を進めます」といった具体的な言葉と行動で「 覚悟 」を示すことで、その本気度は圧倒的な説得力を持ちます。
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