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こんにちは。外資就活ドットコム コラムチームです。
「外資投資銀行(外銀)志望だけど、IBDとMarketsの違いがわからない」「どの部門を志望するのが自分に合っているのか」「全部門を併願すべき?」——28卒就活生からよく寄せられる疑問です。
外銀のサマーインターンは 部門別エントリー が主流で、 部門ごとに求められる適性・選考対策・通過率が大きく異なります 。「外銀」と一括りにエントリーしても、各部門の特性を理解していないと選考で落ちる確率が高くなります。
本記事では、 IBD(投資銀行部門)・Markets(株式・債券のセールス&トレーディング)・Research(リサーチ)・Asset Management(アセットマネジメント) の4部門について、求められるスキル・選考フロー・狙い目度・準備戦略を徹底比較しました。読み終えるころには、自分が狙うべき部門が決まっているはずです。
※選考フロー・部門名は企業によって変動します。最新情報は外資就活ドットコムの募集情報ページでご確認ください。
まず知るべき:外銀の主要4部門の業務内容
IBD(Investment Banking Division / 投資銀行部門)
[業務内容]
- M&A(企業の買収・売却の助言)
- 資金調達(株式発行・債券発行のアドバイザリー)
- 業界別のカバレッジチーム(金融・テック・エネルギー等)
[働き方]
- 激務(深夜まで及ぶプレゼン資料・財務モデル作成)
- チーム単位で顧客企業を担当
[新卒採用人数] 各社5-15名/年(外銀全体で50-100名規模)
IBDは 最も人気が高く競争率も高い部門 。プレゼン資料作成・財務モデリング・M&A実務がメインで、夜中まで働くことが日常です。
Markets(マーケット部門 / S&T)
[業務内容]
- セールス(顧客への商品提案)
- トレーディング(自己勘定or顧客注文の執行)
- 株式・債券・FX・デリバティブなど商品別チーム
[働き方]
- 朝早い(市場が開く前から準備)、夕方終わる
- 個人プレー寄り(売買判断のスピード重視)
[新卒採用人数] 各社5-15名/年
Marketsは 「市場が好き」「数字を追うのが好き」 な人向け。即時的な意思決定が求められ、メンタル耐性も重要。
Research(リサーチ部門 / Equity Research / Credit Research)
[業務内容]
- 株式リサーチ:上場企業の業績予測・投資判断レポート作成
- クレジットリサーチ:債券発行体の信用リスク評価
[働き方]
- 朝早い(市場開場前のレポート発信)、夕方-夜終わる
- 業界・企業のリサーチがメイン(深掘り型の仕事)
[新卒採用人数] 各社2-5名/年(規模が小さい)
Researchは 「業界を深く調べたい」「経済・企業分析が好き」 な人向け。アカデミックな志向がある人にマッチ。
Asset Management(アセットマネジメント部門)
[業務内容]
- ポートフォリオマネジメント(投資戦略の策定)
- ファンドの運用・営業
- 機関投資家向け商品開発
[働き方]
- 比較的ワークライフバランスが取りやすい
- 投資戦略を考える知的な仕事
[新卒採用人数] 各社3-10名/年
Asset Managementは 「投資・運用の世界に関心」「長期的視点で資産を考える」 人向け。IBDより穏やかな働き方。
部門別の求められるスキル比較
スキルマトリクス
| スキル | IBD | Markets | Research | AM |
|---|---|---|---|---|
| 論理的思考力 | ★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ |
| 数値・財務分析力 | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
| プレゼンテーション | ★★★ | ★★ | ★★ | ★★ |
| 即断即決力 | ★★ | ★★★ | ★ | ★★ |
| 業界・企業分析 | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ |
| 英語力 | ★★★ | ★★ | ★★ | ★★ |
| ストレス耐性 | ★★★ | ★★★ | ★ | ★★ |
| チームワーク | ★★★ | ★★ | ★★ | ★★ |
自己診断:自分にマッチする部門
[IBD向き]
- ハードワーク耐性が高い
- プレゼン・資料作成が好き
- M&A・資金調達に関心
- チームでの仕事を好む
[Markets向き]
- 即時的な意思決定が得意
- 市場・経済ニュースが好き
- 競争・スピード感を楽しめる
- 個人プレーが得意
[Research向き]
- 深く調べることが好き
- 文章・レポート作成が得意
- アカデミックな思考が好き
- 業界・企業の専門家になりたい
[AM向き]
- 長期的視点で考えるのが好き
- 投資・運用に関心
- ワークライフバランスを重視
- 知的好奇心が強い
▶ 関連: 【28卒】外資系投資銀行(外銀)内定ロードマップ
部門別の選考フロー比較
IBD部門(最も激戦)
[選考フロー]
1. ES提出(5月上旬締切ピーク)
2. HireVue(録画面接)
3. Webテスト(数学・計算問題)
4. 1次面接(業界知識・志望動機)
5. ジョブ面接(24-48時間のプレゼン課題)
6. 最終面接(パートナークラスとの面談)
[ES通過率] 30-40%
[最終通過率] 5-10%(ESからの全体通過率)
[ES頻出質問]
- なぜIBDか
- 困難をどう乗り越えたか
- リーダーシップ経験
- 株価への関心、最近のM&A事例について
Markets部門(数字・即断重視)
[選考フロー]
1. ES提出(5月上旬-中旬締切)
2. HireVue(録画面接)
3. Webテスト(数学・確率)
4. 1次面接(市場知識・思考スピード)
5. ジョブ面接(取引シミュレーション・市場分析)
6. 最終面接
[ES通過率] 30-40%
[最終通過率] 5-10%
[ES頻出質問]
- なぜマーケッツか
- 即断即決の経験
- 数字に強いエピソード
- 最近気になる市場ニュース
Research部門(専門性重視)
[選考フロー]
1. ES提出(5月中旬-下旬締切)
2. HireVue(録画面接)
3. 業界・企業分析の課題(書類選考)
4. 1次面接(業界研究の深さ)
5. ジョブ面接(実際にレポート作成)
6. 最終面接
[ES通過率] 30-40%
[最終通過率] 5-10%
[ES頻出質問]
- なぜリサーチか
- 関心のある業界・企業
- 文章作成・分析の経験
- アカデミックな志向の有無
Asset Management部門(長期視点・運用への関心)
[選考フロー]
1. ES提出(5月中旬-下旬締切)
2. HireVue
3. Webテスト
4. 1次面接(投資・運用への関心)
5. ジョブ面接(ポートフォリオ提案など)
6. 最終面接
[ES通過率] 40-50%(IBDよりやや広い)
[最終通過率] 7-15%
[ES頻出質問]
- なぜアセットマネジメントか
- 運用・投資への関心の出所
- 長期的視点で考えた経験
「狙い目」の部門:競争率と通過率の現実
競争率の実態
[応募者数の比率(一般的な目安)]
- IBD:50-60%
- Markets:20-25%
- Research:5-10%
- Asset Management:10-15%
→ IBDが圧倒的に応募者集中、Asset ManagementやResearchは比較的応募者が少ない。
「狙い目」と言える部門
第一志望のIBDで全力投下しつつ、併願先としてMarkets / Research / Asset Managementも検討 するのが28卒の合理的戦略です。
[狙い目度ランキング]
1. Asset Management:応募者少なめ、ワークライフ良好、知的な仕事
2. Research:応募者極めて少ない、専門性アピールが効く
3. Markets:応募者少なめ、数字に強い人にチャンス
4. IBD:応募者最多、最難関だが王道
ただし「自分の適性」と「志望度」が最優先。志望度の低い部門に転換しても面接で通りません。 自分が本当に行きたい部門と、適性が合う部門の重なりを狙う のが正解です。
5月時点での部門別の対策優先順位
全部門共通の対策
[5月中の優先順位]
1. ES提出(部門別に応募)
2. HireVue対策(録画面接の話し方練習)
3. Webテスト(数学・計算)
4. 業界知識のインプット(金融業界の構造理解)
部門別の差別化対策
[IBD志望者]
□ M&A事例の研究(最近の大型ディール3-5件)
□ 財務諸表・財務モデルの基礎
□ プレゼン練習(資料作成スピード)
[Markets志望者]
□ 市場ニュースの毎日チェック(日経新聞・WSJ)
□ 数学・確率の演習
□ 即断即決のトレーニング(ケース面接の早解き)
[Research志望者]
□ 関心業界の深掘り(業界本3冊)
□ 企業分析レポートの執筆練習
□ 業界レポート(外銀発行)の読み込み
[Asset Management志望者]
□ 投資・運用の基礎(書籍2-3冊)
□ ポートフォリオ理論の基本
□ ファンドの種類・運用戦略の理解
模擬面接の優先順位
[最低でもやるべき模擬面接]
- 1次面接の想定問答(部門別に20問ずつ)
- HireVueの録画練習(自分の話し方を客観視)
- ジョブ面接のグループワーク練習
併願戦略:複数部門のエントリーは可能?
同一企業内での複数部門エントリー
[一般的なルール]
- 同一企業内で複数部門エントリーは可能(GS・JPM・MS等で確認可)
- ただし、部門ごとに別ESを出す必要がある(負荷大)
- 「適当に全部出す」と各部門の志望度が薄く見えて通らない
推奨:第一志望 + 1部門の併願
[28卒の推奨パターン]
- 第一志望:IBD(or 自分の本命部門)
- 第二志望:Asset Management or Research(応募者少なめ)
- 第三志望:Markets(適性次第)
[時間配分]
- 第一志望:60%
- 第二志望:30%
- 第三志望:10%(or 出さない判断)
「3部門全部受ける」は時間的に厳しいので、 2部門に絞る のが現実的です。
まとめ:自分の適性 × 志望度で部門を選ぶ
- 外銀の4部門(IBD・Markets・Research・AM)はそれぞれ求められる適性が大きく異なる
- IBDが最も応募者集中、AssetManagement・Researchは応募者少なめで「狙い目」
- 「全部受ける」より「自分の適性に合う2部門」に絞るのが効率的
- 5月時点では部門ごとの差別化対策(M&A研究・市場ニュース・業界深掘り等)を進める
- 第一志望60%、第二志望30%、第三志望10%の時間配分で対策
外銀は部門選びが サマー選考の成否を分けます 。本記事を参考に、5月の今のうちに「自分が狙う部門」を絞り込んで対策を集中投下してください。
外資就活ドットコムは、皆さんの28卒就活を体験記・募集情報・コラムの3軸でサポートします。
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