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はじめに
こんにちは、外資就活 メーカーチームです。
突然ですが、皆さん英語はできますか。就活のためにTOEICなどの資格試験の勉強をしている方も大勢いるでしょう。実際、外資系・日系を問わず英語は「できて当たり前」のものとして、TOEICの点数などで足切りを設けている企業も存在します。
外資系の場合、本選考まで残り少ない時間しか残されていません。限られた時間の中で何ができるのかを考えた上で、優先順位の高いものから対策していく必要があるでしょう。人によっては、英語の対策が何より必要なことである場合もあるでしょう。
しかし、英語ができることは望ましいですが、あくまでも「望ましい」にすぎません。上でも述べたように、英語ができないことでエントリーすらできない企業が存在する一方で、英語が得意でなくとも外資系企業から内定を勝ち取るチャンスは十分にあります。
そこで今回は、英語が苦手でも某外資メーカーから内定をもらったAさんに、どうやって自分の強みをアピールしていたのかインタビューしました。英語ができない人には、「できないなりの戦い方」があります。皆さん是非参考にしてみてください。
確実に存在する英語の足切りラインの壁
ーー早速ですが、就活をしていたときはどのような企業・業界を見ていましたか?
Aさん:特に企業や業界で見ていませんでした。インターンや説明会のときに会った社員さんと話していて、良い感じだったら受けていました。あとは、自社製品を自慢するということに憧れがあったので、BtoCの会社に絞って受けていましたね。
ーーそれで外資系メーカーを受けられたのですね。
Aさん:はい。それより前に某外資系コンサルからも内定をいただいていたのですが、雰囲気が自分に合わなかったので辞退しました。それからは「自分と合っているか」で受ける会社を決めていました。
ーー英語が苦手とのことですが、内定された外資系メーカーは英語力が必須ですよね。ご自身の英語力はどれほどですか。資格などがありましたら教えてください。
Aさん:何年か前にTOEICの模擬テストを受けて400点をとりました(笑)。その後、本試験では780点をとりましたがそれ以来TOEICは受けていません。
ーー英語が得意ではなかったのですね。何か対策はしましたか?
Aさん:対策は特にしなかったんですよね。なので読んだり書いたりのペーパー試験はできないままで、質問された際は単語レベルで答えていました。「意思疎通はできるぞ」「やる気だけはあります」ということだけは身振り手振りでなんとか伝えて、英語で聞かれた質問に日本語で返したこともあります(笑)。
ーーそれは実際の選考でやったのですか?
Aさん:はい(笑)。面接官の方には、「20年やっていて、日本語で答えた人は君が初めてだよ」と言われました。また、力技ですが隣にあったホワイトボードに絵を描いて、「This!This!」と指差して説明したりしていました。
ーーそれでも選考は突破されたのですよね。外資系就活において、英語は重要だと考えていましたか?
Aさん:英語は重要だと思います。TOIECの点数が〇〇点以上ないとエントリーすらできない企業も存在します。実際私は、そのような企業は基準点に達していなかったため受けることができませんでしたし、英語が原因でエントリーシートも何社か落ちており、結果的に自分の選択肢の幅を狭めることになってしまいました。
今思い返してみるならTOEICなどの資格は勉強しておくべきでした。英語面接に備えてやったことと言えば、「学生時代何を頑張ってきたのか」という定番の質問に答えられるようにしておくくらいのことでした。
英語が苦手なら違う土俵で勝負すればいい
Aさん:これは完全に私の持論で大変恐縮なのですが、外国人の面接官に当たったときに、英語が苦手な人たち向けの採用枠が存在していると思うんです。例えば、10人採用の枠があるとしたら、8人は流暢に英語を話す人たちの枠で、残りの2人は私のような英語が苦手な人たちからも採用されるチャンスがある枠だと思っています。
ーーAさんは後者の枠で評価を得たということですね。しかし2人となると、やはり英語ができないと選考を勝ち抜くのは大変そうですね。
Aさん:はい。英語ができることに越したことはありません。ただ英語ができる側で通ってしまうと「英語の土俵」で他の志願者と戦うことになりますが、英語ができない側で通れば別の部分で勝負しに行くことができます。
ーーAさんの場合、どのような強みがありましたか。
Aさん:私の強みは人よりも80点を取るのが早いところです。100点を取るのは人よりも遅いのですが、ものごとの飲み込みが早いのは自分の強みだと感じています。また、人と話すのが好きなので、面接受けはいいのかと思います。
ーー自分の立ち位置を理解して就活をしていたのですね。
Aさん:はい。苦手な英語の部分ではなく他の部分で自分が評価してもらえるように考え続けていました。そうすることによって、最終的に企業に面白いと思ってもらえることができると思うので、自分がどの土俵に立つべきなのか常に意識していましたね。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は英語が苦手な方向けの外資系就活を特集しました。苦手なフィールドで勝負するのではなく、自分の長所を生かすことで内定を勝ち取ることができます。今回ご紹介したAさんは、英語の質問に日本語で答えたり、ホワイトボードを活用していました。最終的には、自分の強みである飲み込みの速さをアピールして見事、某大手外資系メーカーに内定しました。
自分の弱点を明確にした上で、それ以外の領域でアピールする戦略も就活を有効に進めていく上で大切です。
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