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約20年にわたる経営・戦略コンサルティングの経験を持つ東條貴志氏。数々の外資系ファームやスタートアップでの活躍を経て、現在はINTLOOP Strategyのマネージングディレクターとして多様なプロジェクトを手掛けている。今回は、東條氏がINTLOOPに参画した理由や、新興企業ならではの挑戦環境について詳しく話を聞いた。多くの百戦錬磨のメンバーが集う中、若手社員がどのように成長できるのか。さらに、新卒者に求められる資質や、AIなど最新技術を活用したプロジェクトの事例についても深く掘り下げて語ってもらった。今後のキャリアに悩む就職活動中の方々にとって、大きな刺激になるだろう。
※内容や肩書は2024年11月の記事公開当時のものです。
スタートアップの柔軟性と、上場企業のアセットを融合させる
――東條さんはさまざまなコンサルティングファームを経験した後にINTLOOP Strategyに転職したそうですが、何を求めて入社したのでしょうか。
東條:直接的なきっかけは、前職でも一緒にやっていた藤川(INTLOOP Strategy代表)が、新会社としてINTLOOP Strategyを立ち上げたことです。グループとして見れば上場会社であるINTLOOPのアセットを活用できますし、さまざまな仕組みづくりから関わっていくことができるスタートアップ企業でもある。プロフェッショナルな業務と新しいチャレンジに取り組んでいく機運がうまくミックスされている点に魅力を感じ、参画させてもらいました。私以外にも、腕に覚えのあるメンバーがたくさん集まってきています。
――具体的にはどんなメンバーが?
東條:グローバルファームの金融部門でアジアを統括していた人や、シンガポールのファンドで副代表を務めていた人もいますね。若手の皆さんからすると、普通なら一緒に働く機会をなかなか持てないような層のメンバーがそろっていますから、彼らから刺激を受けながら成長していくことができるでしょう。
――彼らがINTLOOP Strategyに参画した理由も、東條さんと近いのでしょうか。
東條:細かな思いはそれぞれ違うところもあるかもしれませんが、やはり立ち上げのタイミングであることは大きいと思います。通常のファームだとどうしても組織の枠が固まっていて、ポジションによってできることもある程度決まっています。
しかし当社はまさにこれからつくり上げていくところですし、いわゆるコンサルティングの枠に閉じないサービスも提供しています。とがった技術を持つスタートアップとの連携や、投資を絡めたプロジェクトにチャレンジすることも可能です。
INTLOOP Strategy代表の藤川もINTLOOP本体の代表の林も、こうした動きをどんどん広げていくと明言していますから、挑戦しやすい環境であることは間違いありません。
――幅広い挑戦をしている中で、まずはコンサルティング領域の特徴を聞きたいと思います。他社との違いはどんなところだと思いますか。
東條:二つありまして、一つは先ほども伝えた通り百戦錬磨のメンバーが集っていること。一定以上の経験と実績を持ったコンサルタントが各案件をリードして、高いクオリティーを保っています。
二つ目は、INTLOOPの持つ4万人強のフリーランスネットワーク。一般的なファームでは、どうしてもその時々で空いているコンサルタントを案件にアサインしなければなりません。しかし当社では、フリーランスのコンサルタントを活用しながらテーマに合わせてベストな布陣を敷くことができます。そういったチームアップができるファームは、他にはなかなかないでしょう。
スタートアップとの連携で、コンサルを超えた領域へ
――INTLOOP Strategyらしいプロジェクト事例について、詳しく聞かせてもらうことはできますか。
東條:直近の案件でシンボリックなのは、ヘルスケア業界のクライアントで新しいサービスを企画開発しているプロジェクトでしょうか。サービスの企画やビジネスモデルの構築もやっていますし、省庁対応でもわれわれが動いています。一般的な分類で言えば当社は戦略ファームではありますが、絵を描いて終わりではないことも特徴です。
アメリカで有力な技術を持っているスタートアップを探してきて、その会社と一緒にジョイントベンチャーを立ち上げるところも支援しました。戦略領域はストラテジーのメンバーが中心となりつつ、フリーのコンサルタントもミックスして最適なチームを組んで進めている案件です。
――ありがとうございます。一般的なコンサル案件以外の取り組みについても具体的に教えてください。
東條:公開されているところで言うと、Idein株式会社という国内でも有数のエッジAI(※)の技術を持つスタートアップ企業と資本業務提携を行い、共同でサービスを提供しています。
(※)クラウドを介さず端末機器(エッジデバイス)でデータ処理を行うAIソリューション
従来のカメラで撮影するAI画像解析では、画像データをクラウド側のサーバーに送り、そこで解析処理を行います。これらの画像データを詳細に解析しようとすると、大容量のデータを送信して処理することになり、処理速度低下やコストアップにもつながってしまいます。そこで、クラウドを介さずカメラ側で直接、画像データの解析処理を行うエッジAIの技術に着目しました。
Idein社が既にエッジAIの活用を容易にするプラットフォームを持っていたので、テクノロジーの部分では彼らの力を借りつつ、われわれは事業としてのビッグピクチャーを描くところ、つまり「この技術を活用してどう事業を変革していくのか」という上流の戦略作りを支援しています。
例えば、リテール企業向けには人流を解析して集客増につなげたり、万引防止や在庫に合わせた販促プランを仕掛けたり。店舗のスマート化を実現するための支援や提案を行っています。
――新卒で入社した人がそういったプロジェクトに携わることは可能なのでしょうか。
東條:もちろんです。企画立案もそうですし、開発メンバーと連携してどうオペレーションを組むかといったところで力を発揮する機会もあります。
これはどのコンサルティングファームでも同じことですが、クライアントから見れば1年目でも経験者でも関係ありません。だからこそ最初から責任を持って取り組んでもらいますし、成果を出せば20代でマネージャーに上がることも十分あり得ます。
また、当社はこれから組織の仕組みづくりを行っていくタイミングなので、自社の経営に携わるチャンスもあるでしょう。コンサルティングの新しい領域を立ち上げることだってできます。その分野でチャレンジして成功すれば、若くして第一人者と呼ばれるポジションになることも可能です。他ファームであれば、新卒者が手を挙げていきなり責任者を任されるというのは、ほぼあり得ないと思います。
INTLOOPグループとしても、現在は第三創業期と位置付けており、大きな変革を行っている最中です。グループ全体を動かす取り組みに関わっていくこともできるので、大きなことに挑戦したいという方はいつでも歓迎します。
「とにかく数多く打席に立ちながら成長」を。東條氏が語るコンサルティング業界での成長論
――新卒入社のメンバーに対して、自ら手を挙げて動くこと以外にどんなことを求めますか。
東條:やはりベースはプロフェッショナルファームなので、経験がないながらも物事をロジカルに捉え、どういう構造になっているのかを理解できる地頭の良さは重要です。それから、AIをはじめとした新しい領域に対してアンテナを高く張り、自律的かつ貪欲に吸収していけることも求めたいですね。最後はコミュニケーション能力ですが、話がうまいとか空気が読めるといったことではなく、利害関係や知識・経験が異なるメンバーとも臆することなく議論できる人を求めています。
逆に合わないだろうと感じるのは、ファームに入って勉強させてもらおうという姿勢の方。何かを与えてもらうことを期待している人は、少数精鋭で組織をつくり上げている今のフェーズには向かないと思います。一方で、経験もスキルもまだ十分ではないけれど、新しいものにチャレンジしながら何が何でも自分の領域をつくり上げるんだという意欲のある方には最適な環境です。
コンサルとしてもどんどん新しいプラクティスを立ち上げていく予定ですし、AIを活用したソリューション開発や投資といった領域にも携われるチャンスがありますから、とにかく数多く打席に立ちながら成長したいという方はぜひ検討してみてください。
――まさに冒頭で東條さんが話していた、プロフェッショナルファームとしての仕事と新しいチャレンジの両輪で成長できるわけですね。
東條:そういうことです。繰り返しになりますが、INTLOOPという強固な事業基盤があって、そのリソースを活用しながらとがったスタートアップのような動きができる環境はなかなかありません。
はっきり言うと、コンサルタントとして成長できるかどうかは、どこのファームに行っても大差ないと思います。自主的にやる人は伸びるし、そうでない人はどこかで停滞してしまう。ただ、ベースとなる基礎スキルやロジカルさを鍛えつつ、新しいものを生み出していく力を身に付けられるという意味では、現在のINTLOOP Strategyはかなり希少な環境だと言えるでしょう。
――なるほど。最後に、就職活動中の皆さんにメッセージをお願いします。
東條:近年は就活生の皆さんの中で「とりあえずコンサル」という潮流が生まれていると聞きました。この言葉に対していろいろ言う人もいるでしょうが、私としてはある意味で必然だとも思います。
学生時代にコンサルタントの仕事やファームごとの違いを明確に理解するなんて不可能ですよね。であるならば、まずはコンサルに行って、その中で全力を尽くして成長するという道があってもいい。例えば登山で置き換えるなら、初めて険しい登山に挑戦した人の大半は「あまり楽しくないな」とか「つらいな」と思ったはずです。でも山に登り続けるうちに楽しくなって、登山を好きになっていくわけですから、コンサルの仕事も楽しめるまで辞めずに、しかもなるべく早くその楽しさに気付けるように前向きに取り組めばいいんじゃないでしょうか。
そもそも、最初のキャリアとしてコンサルティングファームを検討しているということは、チャレンジングな環境に身を置いて成長したいと考えているはずです。私としては、その思いを尊重したい。その上で、これまでの話を聞いて当社に興味を持ったという方は、ぜひ気軽にエントリーしてください。新しい事業を、そして組織を一緒につくり上げていきましょう。
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