【メーカーシリーズ⑩】サントリーホールディングス|「非上場×グローバル展開」で独自路線を貫く飲料大手の実態

【メーカーシリーズ⑩】サントリーホールディングス|「非上場×グローバル展開」で独自路線を貫く飲料大手の実態

2025/12/23

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「サントリー?ビールやウイスキーの会社でしょ?」と思われがちですが、実はサントリーホールディングスは売上高約3兆円(国内飲料事業のみ)、グループ全体では約4兆円を誇り、ビーム社買収により世界第3位のスピリッツメーカーとなった、非上場ながらグローバル展開を加速させる飲料大手です。初任給25.5万円、30歳で700万円前後、40歳で1,000万円超という待遇と、「やってみなはれ」精神という独自の企業文化を持っています。

企業分析:サントリーホールディングスの独自ポジション

①「非上場」という独自の経営スタイル

サントリーホールディングスの最大の特徴は、売上高4兆円規模ながら非上場を貫いている点です。

日本の大手企業の多くが上場し、株主の短期的な利益要求に応える必要がある中、サントリーは創業家(佐治家・鳥井家)が経営権を維持し、長期的な視点で経営判断を行っています。これにより、短期的には収益が出なくても、将来の成長に向けた大胆な投資を実行できます。

この非上場戦略の象徴が、2014年のビーム社(米国のウイスキー・スピリッツメーカー)の買収です。買収額は約1.6兆円という巨額投資でしたが、これによりサントリーは世界第3位のスピリッツメーカーとなり、グローバル展開を一気に加速させました。上場企業であれば株主からの反対が予想される規模の投資ですが、サントリーは長期的な成長を見据えて決断しました。

また、サントリーは「水と生きる」という企業理念を掲げ、環境保全活動に積極的に取り組んでいます。「天然水の森」活動では、全国約22万haの森林を保全し、水源涵養に貢献しています。これも、短期的な利益よりも長期的な持続可能性を重視する経営姿勢の表れです。

つまりサントリーの本質は、「非上場という自由度を活かして、長期的視点で大胆な投資と社会貢献を両立させる企業」なのです。

②「ビール×ウイスキー×清涼飲料」の多角化ポートフォリオ

もう一つの顔が、ビール、ウイスキー、清涼飲料という多様な事業ポートフォリオです。

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