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【3分選考対策】日本銀行の本選考対策まとめ

目次

日本銀行に内定する3つのポイント

こんにちは、外資就活 金融チームです。

今回は日本の中央銀行である日本銀行(以下、日銀)に内定するための選考対策について、以下の3点と詳細な選考ごとの対策からお伝えします。

・公的機関で働きたいという想い
・学問・社会問題への関心
・議論をする力

※ 本コラムの情報は外資就活会員限定コンテンツ「選考体験記」から抽出しています。

公的機関で働きたいという想い

まず日銀には公的機関で働きたいという想いが必要です。

日本銀行は、利益を出し続けることが存続条件となる一般の会社とは異なり、「物価と金融システムの安定」という公的な使命を担う機関です。常に日本のために何ができるか・国民のために何ができるかを追求しなければなりません。

従って選考活動においても、中央銀行業務を通じて日本に貢献したい・日本経済に貢献したいという想いを持った学生を求めています。ESや面接の質問もこのような要求を反映したものとなっています。

学生時代の活動や自分の性格から、自分がなぜ公的な機関で働くことができるかをしっかり考えて選考に臨みましょう。

学問・社会問題への関心

次に、学問・社会問題への関心が必要です。

日本銀行の業務には経済の調査・分析や決済システムの管理など専門性を求められるものが多くあります。

これらの専門的なことを社会人になってからも学び続ける意欲・適性があるかを測る尺度として、学問への取り組みが問われます。実際、日銀の選考の中で多くの行員が学生時代の研究の内容について質問します。

ただし、あくまで意欲・適性を見ているので、大きな成果を上げている必要はないと思われます。学問の分野も問われません。自分が今の学問になぜ関心を持ち、どのように学習・研究を進めてきたかを語れるように準備しておきましょう。

学問への取り組みと同様に問われるのが社会問題への関心です。経済・社会で何が起こっているかを理解することは中央銀行員にとって必須の素養であり、専門外のことにも幅広く関心を持っていることが望まれます。面接でもしばしば社会問題に関する議論が行われます。

ふだんからニュースに多く触れ、話題のトピックに関して自分の意見を持っておくよう心がけましょう。

議論をする力

最後に日銀には議論をする力が必要です。日銀では、選考フローの中で行員の方と議論をすることがしばしばあります。行員の方々は普段から実務に携わっているうえに、専門外の分野や社会問題への関心が高い人がほとんどです。このような方々と「良い議論」をするために以下の2点を意識するとよいでしょう。

・分からないことでも考え抜くこと
中央銀行員は、業務を通じて「何が自国経済の安定・発展に資するか」という漠然とした問いと向き合います。

従って、難しいことを問われても持てる知識をフル活用して答えを出そうとする姿勢は高く評価されるはずです。

・簡潔な説明を心がけること
中央銀行員は、経済の専門家に限らず金融機関の担当者や市場参加者など様々な立場とお議論をします。難しいことを考えていても、それを相手に簡潔に伝えられないようでは議論をすることができません。

従って、自分の研究内容や社会問題への関心を簡潔な言葉で説明して議論をスムーズに進められれば、良い評価を得られるでしょう。

選考フロー

(本店説明会→)エントリーシート(ES)→筆記試験→1次~3次面接(リクルーター面接)→4次面接(人事面接)→5次面接(本店面接)→6次面接→最終面接→内定

選考フローは上記の通りです。以下で詳しく解説したいと思います。

本店説明会:ES提出前だが積極的な参加を

内容
・時期:3月下旬
・社員、学生の人数:学生4~6人:社員1人×2
・内容:
行員への質問(学生1人あたり2,3個×行員2人)・行員からの質問(1~2個×行員2人)
(質問内容)
・日本銀行の選考に応募を検討している理由
・学生時代に頑張ったこと
など

予定がなければ積極的に参加しよう

日銀ではESの提出前に本店で説明会と座談会が行われます。このうち座談会には、ここでの評価が選考に影響を与えているという噂があります。選考体験記にも、ここでの振る舞いが評価されていたと書く学生がいました。ES提出前のため見逃しがちですが、ほかに予定がなければ積極的に参加しましょう。

悪印象を与えないようテンプレ質問・逆質問への準備をしよう

1人の行員が多くの学生を相手にするため、この段階で行員が学生を詳細に評価することは無いと思われます。従って、積極的な言動で覚えてもらうというよりも悪印象を与えないように振る舞うのが得策でしょう。

志望動機や学生時代に頑張ったことは簡潔に話せるように練習しておきましょう。また、事前にパンフレットや採用情報に目を通して行員への質問を3,4個用意しておきましょう。

ES:公的機関で働きたいという想いを表現する

選考内容
・時期:4月上旬
・設問内容:
(1)日本銀行への志望理由を述べてください。(公的な機関で働くことの意義、日本銀行でどのような貢献・活躍をしたいと考えているか等)(400文字以内)
(2)あなたが一生懸命打ち込んできたことを挙げ、打ち込むことができた理由とそこで得られたことについて述べてください。(600文字以内)
・結果通知方法:通過者のみ電話で連絡

公的機関で働きたいという想いを表現しよう

日銀のESでは公的機関で働きたいという想いを表現しましょう。

上述しましたが、日本銀行の特徴の1つは「物価と金融システムの安定」という公的な使命を担う唯一の機関であることです。

(1)に「公的な機関で働くことの意義、日本銀行でどのような貢献・活躍をしたいと考えているか等」について書くようにかっこ書きしてあることから、日本銀行への志望理由として公的な機関への想いや日本銀行への想いが重要であるとわかります。

公的な機関で働きたいと思う理由について、学生時代の活動や自分の性格と結びつけながら書けるとよいでしょう。

学問への関心をアピールできればさらによい

日本銀行は、一般的な会社に比べ学問への関心が強く求められる組織です。そのため、もし学生時代に学問に本格的に取り組んでいれば、それについて書くとよいと思われます。

ただし、学問への取り組みに自信がなければ、それを無理に(2)で取り上げる必要はありません。なぜなら、面接でESの内容を深く聞かれた際にうまく回答できなければ、マイナス評価に繋がるからです。(1)で経済や社会問題への関心をアピールすれば十分でしょう。

通過者感想例:
・ある程度学問的な関心があることについては感じ取れる文章にした。
・お会いした職員の方はファクトベースでロジカルに考える方が多い印象を受けていたので、論理的に整えることも併せて意識した。
・「日本銀行への志望理由を述べてください」の問いには、自分がなぜ公的な仕事がしたいのかを生い立ちやこれまでの経験を踏まえて書いた。

1~3次面接(リクルーター面接):専攻の内容や社会問題について問われる準備を

選考内容
・時期:4月上旬~
・社員、学生の人数:学生1~3人:社員1人
・時間:60分
・内容:
行員からの質問→逆質問
(質問内容)
・気になるニュース
・外交関係や経済のトピックに関する議論
・日本銀行の金融政策について、現状何をしているかの説明と、それぞれの評価
・学生時代頑張ったこと
・研究内容
・学生の専攻内容への理解を問う質問
・日本銀行でやりたいこと
など
・結果通知方法:電話で通知

1次面接から3次面接までは同様の形式で行われ、それぞれの回で様々なことが問われます。オーソドックスな質問が中心のときもあれば、自分の研究内容や社会問題についての議論に終始するときもあります。しかし、「〇回目のリクルーター面接で◇◇が問われる」といった決まりは無いと思われます。また、面接の雰囲気も面接官によって異なるようです。

専攻の内容や社会問題について議論をする準備をしよう

1~3次面接(リクルーター面接)には、専攻の内容や社会問題について議論をする準備をして臨みましょう。

日銀の面接に特徴的なのは、選考の内容や社会問題について議論ともとれるような鋭い質問や指摘があることです。

多くの会社で問われる志望動機や学生時代の取り組みはもちろん、専攻の内容や社会問題についても、事前に想定質問をリストアップするなどして入念な準備をするべきです。
また実際に議論をする際には、上述のように分からないことでも考え抜き、自分が何かを説明する際には簡潔さを意識するようにしましょう。

逆質問は面接官のキャリアに関するものがおすすめ

いずれの面談でも、最後に逆質問の時間が設けられます。

特に聞きたいことがない場合は、面接官のキャリアについて聞いてみるとよいのではないでしょうか。日本銀行は、金融政策の企画・立案から経済調査、決済システムの運営まで様々な業務を抱えています。行員の方々のキャリアについて詳しく知ることで、自分がどの分野で働きたいか・働けそうかが明確になり、今後の面接に役立てることができます。

通過者感想例:
・議論のなかで言葉に詰まってしまい不合格を覚悟したが、しどろもどろになりながらも考え抜いたことが良かったのかもしれない。
・日頃の勉強やニュースを理解する力が求められていた。
・行員の方はこちらの良い部分をしっかり引き出そうとしてくださるので、笑顔で気持ちよく話せれば問題ない。
・オーソドックスな質問の一方、ほかの企業の方では聞いてこない角度で疑問点をぶつけてくださった。
・臆さずに、自分のやったことについてリーズニングしながら話せたのが良かったのかもしれない。
全く笑顔がなく、あらゆる質問に対し問い詰められた。

4次面接(人事面接):志望動機の入念な準備を

選考内容
・時期:5月上旬
・社員、学生の人数:学生1人:社員1人
・時間:60分程度
・内容:
行員からの質問→逆質問
(質問内容)
・志望動機
・入行後にやりたいこと
・日本銀行の志望度
・他社の選考状況
・官公庁は受けないのか
など
・結果通知方法:電話またはメールで通知

日本銀行への志望動機を入念に準備しよう

4次面接(人事面接)には、志望動機を万全にして臨みましょう。

4次面接は、本店面接に進む学生を決めるステップです。そのためか、この面接では日本銀行への志望度がはじめて本格的に問われます。それにあたり、志望動機などについてもここまでの面接よりも深く問われます。

なかには自分の志望動機に対して反論・同意の意見をもらい、志望動機をブラッシュアップするために予定の60分を超過して話した学生もいたようです。

従って、面接前に志望動機を一度整理して、その背景や詳細についても語れるよう準備して臨むことをおすすめします。

志望度が決まっていない場合は打ち明けてしまうのもあり

選考突破のためには第1志望であるに越したことはないですが、この段階で他社と迷っていることを伝えた学生も次の選考に進んでいます。従って、この段階で必ずしも第1志望である必要はありません。また、志望動機についてじっくりと話す時間があり、不明瞭なポイントについては人事の方が補足をしてくれたり一緒に考えてくれたりします。

そのため、志望度や併願先について正直に話していなかった場合は、このタイミングで打ち明けて志望理由を見直してみるのも手です。この時点では、第1志望であることよりも日銀を志望する理由についてしっかり考えていることが重要であると考えられます。

リクルーター面接で話したことを確認しておこう

4次面接の面接官は、学生が3次面接までにどのようなことを話しているかを確認しているようです。そのため、リクルーター面接で話したことと整合的でないとマイナス評価を受けてしまいます。事前にリクルーター面接で何について話したかを確認しておきましょう。

通過者感想例:
・今までに何度も聞かれている志望動機、入行後にやりたいことなどをじっくり聞かれた。
今までは聞かれなかった志望度を聞かれるので、しっかり第1志望をアピールすべきである。
・今後選考を進む上で、国家公務員と日本銀行どちらにするのか決めてもらうときが来る、と告げられた。
・志望理由を述べる過程で、自分が考える日本銀行の役割や特徴を述べた。
・自分の志望理由に対し、職員が同意・反論をしてくれ、志望理由を見直すことができた。
・以前のリク面で他の職員に話した内容について、この職員から質問され、ぎょっとした。

5次面接(本店面接):難しい問いにも答えを出す努力を

選考内容
・時期:5月中旬
・社員、学生の人数:学生1人:社員1人×2(課長・審議役クラス)
・時間:40分×2
・内容:
行員からの質問→逆質問
(質問内容)
・志望動機
・今まで会った行員で印象に残る人はいたか
・民間の併願先との共通点・相違点
・自分の弱点
・金融政策への評価(前総裁のとき・現総裁のとき)
・社会保険制度の問題点
・大学時代の研究内容
など
・結果通知方法:人によって異なる

難しい問いにも考え抜いて答えを出す努力をしよう

日銀の5次面接では難しい問いにも考え抜いて答えを出す努力をしましょう。

質問内容は、ここまでの面接で聞かれたこととあまり変化が無いようです。ただし、相手の年次が上がり、また場所も本店に移るので、より厳かな雰囲気になると思います。特に、日本銀行の業務や経済関連のトピックに関しては、学生が面接官の知識・考察を上回ることはほとんど無いでしょう。

自分の研究内容や社会問題について話す際には、鋭い指摘が来ることを覚悟しましょう。そして、答えがすぐに分からなくても、じっくりと考えて一歩でも答えに近づく努力をしましょう。

答えがどうしても出ない場合には相手に意見を求めるのもありですが、それでも回答に行き詰まるまでの思考のプロセスはしっかりと示すようにしましょう。

通過者感想例:
・楽しんで議論できたこと、思いつきながらも自分の知識をフル動員して根拠付けながら話せたこと、社会問題に幅広く関心があることを出せたことが良かったと思っています
・発言の1つ1つが重要なため、特別どれが大事というのは、このレベルになったらないと思う。
・少し長時間になり、また本店での面接が鬼門という噂があったのででかなりの緊張したが、行員の方は和やかな雰囲気で話してくださるので自分のペースで論理的に説明できればよい。

6次面接:日本銀行で何をしたいかを伝える

選考内容
・時期:5月下旬
・社員、学生の人数:学生1人:社員1人
・時間:30分
・内容:
行員からの質問→逆質問
(質問内容)
・今までの選考の感想
・志望動機、学生時代に頑張ったこと
・大学のゼミで学習したこと。
・リーダーシップとは何か。
・これまでの経験でそういったリーダーシップを発揮した経験。
・入行後のキャリアビジョン。・結果通知方法:人によって異なる(即日~2日後に、電話などで通知)

日本銀行で何をしたいかを伝えよう

6次面接でも基本的なポイントは変わりませんが、「日銀で何をしたいか」という問いには明確な答えを持って臨みましょう。

実際に選考体験記では、全員が「日銀で何をしたいか」を聞かれたと答えていました。

6次面接は採用の責任者との面接になるようです。自分がどのようにして中央銀行で活躍できるかを考え、準備しておくようにしましょう。

具体的なイメージを持つためには、今まで面接などで会った行員の方々を思い浮かべて自分の性格や長所を重ね合わせてみることをおすすめします。

通過者感想例:
・この段階でも、やはりすべて日銀にマッチするかが見られている。
・これまで通り、楽しみつつ議論することを心がけた。
・この段階に来ると、志望度合いも大事になると思う。
・意思確認ではなく、しっかり選考されている様子だった。

最終面接:入行意思を明確に伝える

選考内容
・時期:6月上旬
・社員、学生の人数:学生1人:社員1人
・時間:10分
・内容:
通常の面接
(質問内容)
・どういう社会人になりたいか
・どんな日銀マンになりたいか
など
・結果通知方法:その場で通知

入稿意思を明確に伝えよう

日銀の最終面接は、意思確認が主目的の面接のようです。入稿意思を明確に伝えましょう。

通過者感想例:
・厳かな雰囲気だった。
・握手するための面接であるため、リラックスして臨めた。
・最終的な意思確認であるため、リラックスして臨めばよい。

内定者の情報

・内定者数:30人程度
・学歴:東大・一橋・早慶・地方国公立

日本銀行の研究

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