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【3分選考対策】モルガン・スタンレー(投資銀行部門)の本選考対策まとめ

目次

モルガン・スタンレー(投資銀行部門)に内定する3つのポイント

こんにちは、外資就活 外銀チームです。

今回はGSと並ぶ世界最大級の投資銀行であるモルガン・スタンレーの投資銀行部門に内定するための選考対策について、内定獲得のために重要となる以下の3点と詳細な選考ごとの対策をお伝えします。

・投資銀行業務に耐えうるタフさ
・テストやジョブで見せる能力の高さ
・志望度の高さ

※ 本コラムの情報は外資就活会員限定コンテンツ「選考体験記」から抽出しています。

投資銀行業務に耐えうるタフさ

まずどの企業にも共通ですが、投資銀行部門の社員には精神的なタフさが必要であり、モルガン・スタンレー社も同様です。

例年有名大学の体育会出身者が多いゴールドマン・サックス社(以下GS)と比べれば社内には体育会出身者は少ないものの、やはり長時間働ける精神的にも、肉体的にもタフな社員が多いのは特徴です。まさに「優秀かつ・タフな人材」を採用する企業といえるでしょう。

実際の選考でも、スーパーデイ(※)などで「金融をやめない自信はあるか、あるならなぜか」などと、「本当に投資銀行業務に耐えられるタフさがあるのか」を評価されていたようです。

選考中は常に
・タフさをアピールするエピソードを用意しておく
・なぜ他社と比べてもモルガン・スタンレーなのかを貫く
・突飛な質問や圧迫的な質問の受け答えでも動揺しない
などが行えるよう、事前準備をしておきましょう。

※ 複数のマネージングディレクター(MD)と連続で面接を行う外銀特有の選考

テストやジョブで見せる能力の高さ

モルガン・スタンレーの本選考では例年、1日のインターンを挟んで選考が進みます。その中で、テストとグループワークが行われます。

個人のテストでは、計数問題やIR資料の読み取りなど数字に対する強さを見るような試験が多いようです。その後に、グループでワークを行います。ワークでは、その能力を活かしてどれだけチームで協力できるかという点が見られています。また、ワーク中の人柄はモルガン・スタンレーのカルチャーにマッチしているかもみられています。

これらの要素を短時間で示す必要があるため、ひとときも気を抜けません。

志望度の高さ

最後に、選考にジョブやGDが無いことから、モルガン・スタンレーに内定するには高い志望度が重要となります。

この高い志望度は具体的には以下のようなアプローチで証明することができます。

・具体的な金融知識を持っている
・マーケットに関して知識を前提とした自分の考えを持っている
・他の外銀とのモルガン・スタンレーの違いを理解している

など

これは「外銀を志望するのであれば金融知識は当然持って然るべきものであり、さらに言えばマーケットへの自分の考えを持っているくらいの学生でなければ本当に投資銀行を志望しているとは言えない」と話す内定者もおり、これまで培ってきた知識を披露するのではなく、それを前提としたマーケットへの考えを伝えるなどの高いレベルの志望度のアピール方法が必要なようです。

他にも、スーパーデイなどでは

・志望する部署で気になった案件を5つ挙げて
・この仕事に活かせる特技は何?
・これから日経平均はどうなると思う?

などの深い知識が必要になる質問がされるため、事前にネットだけではなくOB訪問や説明会・懇親会など対面の情報収集を行う必要があるようです。

2025卒モルガン・スタンレー本選考募集情報

【Morgan Stanley】 2025年 国内大学新卒採用
締切:11/7 (火) Web締切
詳細はこちら

選考フロー:長丁場の面接試験

ES→筆記試験(TG-WEB)→録画面接→インターン→1次面接→2次面接→ 最終面接(個人30分×5回/スーパーデイ)→内定

選考フローは上記の通りです。以下で詳しく解説したいと思います。

ES:簡潔さ・論理性を意識し面接で聞かれる前提で書く

選考内容
・時期:11月上旬
・設問内容:
・人生で頑張ったことを3つあげて説明してください。[日本語全角400文字以内]
・その他、特筆すべき事項を箇条書きで簡潔にご入力ください(活動の成果・結果・成績などがあればそれも含みます。)[日本語 全角200文字以内]
・Why do you want to join Morgan Stanley and what differentiates you from the other applicants in this program? (In English within 200 words)
・結果通知方法:2週間以内にメールで連絡

簡潔さ・論理性を意識して書く

他の外銀と同じく、モルガン・スタンレーのESもまずは簡潔さ・論理性を意識しましょう。

これは、
・投資銀行は高度な論理的な思考力がないと務まらない仕事
・読むのは多忙なリクルーティングメンバーの若手バンカー
であるため、内容は頭に入ってきやすく、かつ論理的に妥当なものが望ましいためです。

外銀ES通過者によると、
(1)結論と論理構造を箇条書きにする
(2)論理を文章化する
(3)英文であれば知り合いの帰国子女・外国人にチェックしてもらう
といったことをしていました。

また、他の外資系投資銀行と設問内容が似ていることが多いため、一度作成した上記のESを修正して各社の設問にあてはめるというテクニックを使うこともいいでしょう。

面接で聞かれても困らない内容を書く

外銀の中でもモルガン・スタンレーの選考の特徴として「ジョブやGDが無く、面接で志望理由を何度も問われる」という点があります。

ESに事前に書いた内容に関しては高確率で面接で触れられるので、内容は面接で聞かれても困らない内容を書きましょう。

通過者感想例:
・人事は大人数のESを短時間でスクリーニングしているはずなので端的に書いた。
・他部門も併願したので、部門に偏った内容にはならないようにした。
・夏選考時にESやテストは通過していたため、それをベースにより自分の強みやアピールポイントが伝わるようにブラッシュアップをおこなった。
・時間の無い社員が読んでもすぐに伝わるように、冒頭の50字以内で全体の要旨をまとめ、その後詳細な内容を書き記すようにした。
・日本語英語ともに第三者に採点をお願いした。

TG-WEB:対策必須の高難易度の筆記試験

選考内容
時期:11月上旬
試験形式:英語・計数・国語
時間:1時間
試験会場:自宅
合格ボーダー:8~9割程度
結果通知方法:2週間以内にメールで連絡

高難易度の計数問題は事前対策必須

計数問題の評価が重要なため、TG-WEBの計数問題は特に事前対策が必須です。

TG-WEBは筆記試験の中でも難易度が高いものの、ボーダーはかなり高く、8割を超えるレベルになっているという話もあります。

冒頭でも述べた通り、モルガン・スタンレーの選考では数的処理能力が高い頭脳明晰な人材を求める傾向にあり、本選考では間違いなくカギとなる部分ですので、TG-WEBの参考書は必ず一通り解いておき、問題傾向の把握やスピードを上げる意識を持って準備しておきましょう。

通過者感想例:
・回答率は100%、正答率も90%ほどはあったと思う。
・難易度は一般的なSPIなどと比べて高い。
・大学受験で数学を選択していれば通るとは思うが、そうでないなら参考書は解いておいた方がいいと思う。
・1つ1つの問題の難易度は高くないが、短時間で多数解かなければならない。

録画面接:入念な準備をして臨む

選考内容
時期:11月上旬
時間:30分
内容:Hireviewを使用した録画面接、取り直しは2回まで
【設問内容】
・強み(日本語or英語)
・志望動機(日本語or英語)
・あなたを二つの単語で表してください。その理由もお答えください。
・ESに書かれていないことで重要だと思うことを二つ述べてください。
・what is your biggest achievement so far?
結果通知方法:ESとWebテストの結果と合わせて2週間後にメールで通知

録画面接は準備が合否を分ける

近年、外銀の選考フローには録画面接が入っていることが一般的となってきました。

モルガン・スタンレーの録画面接では、質問内容はオーソドックスなもので日本語英語どちらの設問もあるという形式です。また、取り直しは2回まで可能なようで、他社に比べると取り直し回数が比較的多いようです。

録画面接で重要なのは、過去問を見て回答を用意する・想定質問を考えてあらかじめ話すことを決めておくことです。録画面接は例年に通った設問が出題されるため、ある程度の予測ができます。ですので、各質問に対して、しっかりと論理的でわかりやすい回答を用意しておくと本番で落ち着いて話すことができます。

インターン:短い時間で能力とフィット感をアピール

選考内容
時期:12月中旬
社員、学生の人数:学生50人、社員15人
期間:1日
内容:
1. 個人ワーク:資料の読み取りや計数試験
2. グループワーク:企業の課題解決型ワーク、30~40分程度

個人ワーク:いかに素早く情報を集められるかが鍵

個人ワークでは、IR資料の読み取りなど学生の知識が浅い範囲からも出題されます。そんな時に重要なのは、与えられた資料からできる限り情報を集めてまとめることです。

短い時間で、資料をすばやく読み取る力は働く上でも重要になってくるスキルです。知識よりもそういった基礎的な能力を確認するためのワークです。

グループワーク:協調性とリーダーシップをアピール

グループワークでは、一般的なビジネスケース問題を扱うようです。

まずここで重要なのは、チームで成果を出せる協調性です。投資銀行においてチームでの作業は避けて取れない部分です。そんな時に、いかに優秀でも協調性のない学生は一緒に働きたいと思ってもらえない可能性があるため意識しましょう。

もう一つは、チームを引っ張れるリーダーシップです。チームの中で協調性がとれることに加えて、チームを引っ張っていく力があるとなお評価が高くなります。実際の内定者でも、協調性を意識しながら、チームのまとめ役を担っていたようです。実際、まとめ役は社員の方の目につきやすいです。

1次面接:中堅社員に「優秀なアナリスト候補」と認めさせる

選考内容
時期:12月下旬
社員、学生の人数:学生1人:社員1人(アソシエイト)×5~10回
時間:30分×社員の人数分
内容:アソシエイト・ヴァイスプレジデント社員(以下AS・VP)が5~10人連続で個人面接を行う。
途中から英語面接を行う人もいる。
(主な質問内容)
・自己紹介
・志望理由
・学生時代に何をしていたか
・強み
・気になったニュース
・逆質問 など
結果通知方法:2、3日以内に電話で通知

中堅社員に「優秀なアナリスト候補」と認めさせる

インターン後は、はじめにAS・VPクラスの社員の方と個人面談を連続で行います。ここで見られているのは、優秀であり、一緒に働きたいかどうかという点です。

投資銀行のアナリストとして主に
・優秀さ(数的センス・論理的思考力・英会話力・機転の利きなど)
・相性が良い人柄

の2点を評価しています。

この2点を評価するために、質問に対して深掘りをする場合もありますし、会話ベースで進んでいくこともあります。どんな角度の質問でも答えられるように準備しておきましょう。

突然のクイズや英語面接にも動じない

1次面接では暗算のクイズや英語での質問など、突然何かしら一般的な面接では行われないことを質問されることがあります。

これは単純に計数の処理能力や英会話力を見ている点に加えて、「動じないかどうか」を評価している可能性が高いです。

投資銀行では客先で自身の想定外の事を質問されても臨機応変に対応できる人材が求められているため、機転を利かして堂々としたふるまいをすることがまずは大切といえるでしょう。

通過者感想例:
・人によるが、1対1でそこまで圧迫してくる人はいなかった。
・仕事や目指す人物像などに関しての質問が多くなるので、そこで回答が甘いと詰められることはある。

2次面接:社員の年次が上がっても臆さない

選考内容
時期:12月下旬
社員、学生の人数:1:1(EDクラス)
時間:30分×5~10
内容:基本的には1次面接と同じ
質問例:階級が上がるにつれて、逆質問の時間の割合が大きくなっていく。スタンダードな質問がほとんどであった。
・志望動機(なぜコンサルじゃないのか、なぜ競合他社じゃないのか)
・研究内容(なぜその内容に興味を持ったのか)
・入社したらどのセクターに入りたいか
・気になった案件はあるか、それに付随した話 など
結果通知方法:2、3日以内に電話で通知

EDとの面接:度胸と臨機応変さを評価

2次面接は複数のEDとの面接を行うことになります。
聞かれる内容もほとんど変わりませんが、1次面接よりも逆質問の時間が長くなったり、志望動機を深く掘られることが多くなるようです。
また、予想外の質問も多く飛んでくるとのことなので、臆することなく、かつ柔軟に面接官の求める答えを話しましょう。

加えて、投資銀行に関連した質問に付随して、学生の考えを求められることが多くなります。ここまでのインターンや選考を通して、どれだけ投資銀行について学んだのかを見られています。

また、上記の通り逆質問が増えてきます。逆質問をする際は、自分の考え(仮説)と共に質問することを心がけましょう。そうでないと、面接官から「君はどう思う?」という返答が返ってくる場合があります。

通過者感想例:
・投資銀行の業務や業界についての理解、MSについての理解を徹底的に深められるかどうかが重要だと感じた。
・あらゆる面接官に、あらゆる角度から質問されるため、中途半端な志望動機やごまかしは通用しないと思う。
・基本的にジョブで能力は認められているはずなのであとはカルチャーフィットと志望動機だと思われる。

最終面接:成熟した人生観・仕事観、人間性が評価される

選考内容
時期:1月初旬
社員、学生の人数:1:1(MD)時間:30分×5
内容:一般的なスーパーデイ(複数のMDと何度も面接を行う選考)
質問例:仕事観、人生観にまつわる質問が多い
・志望理由
・研究会について
・キャリアプラン
・入りたいチーム、担当したいセクターはあるか
・最近気になったM&Aは何か など
結果通知方法:1週間以内に電話で通知

MDとの面接:仕事観・人間性を評価

モルガン・スタンレーも他社同様に最終面接は複数のMDと個人面談を連続して行うスーパーデイ形式の選考が行われます。

これまでの選考では数的処理能力や論理的思考力などの能力面での評価がなされましたが、選考経験者によると「MD面接では仕事観や人間観にまつわる質問が多くなった」と、人間性の評価を行う側面が強いようです。

これまでの志望理由や学生時代の経験を面接の経験から磨いておくことと同時に、「自分の仕事への向き合い方」なども話せるようにしておく必要があるでしょう。

受験者感想例:
・MDの方々なので萎縮しそうになるが、そんなに圧迫されることはない。
・むしろ、あちらから自分の話をしてくれることが多かったし、質問も今までと同じようなものや、あくまでオーソドックスなものが多かった。
・最終面接が一番すんなり行ったかもしれないが、逆に手応えはなかった。

内定者の情報

・内定者数:例年5~10人程度
・学歴:東大から早慶まで

モルガン・スタンレーの研究

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