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【内定者例文あり】トップ企業に内定する志望動機の作り方まとめ

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志望動機の大前提

志望動機を重視する度合いは企業と学生で大きな差がある

こんにちは、外資就活 編集部です。

皆さんは就活において大事な要素とは何だと思いますか?
輝かしい実績、面接慣れ、学歴、地頭の良さ・・・

さまざまな要素が思い浮かぶと思いますが、その中で企業から重視されているにも関わらず、多くの学生が甘く見てしまっているものがあります。
それは志望動機です。

面接等でアピールする内容としてすぐ思いつくことは、アルバイト経験や所属クラブ・サークル、趣味・特技などではないでしょうか。
しかし、志望動機では選考を受ける企業への熱意や今後の可能性を伝えることができます。

つまり、企業は志望動機を重視しているが、多くの学生はそのことを甘く見てしまっていると言えます。
志望動機が甘いと、「うちの企業じゃなくても良くない?」と選考官に思われてしまい、良い結果を望むことはできません。

だからこそ志望動機は就活において重要なものであり、かつ、他の学生がやっていない分、固めることができれば、一気に就活を有利に進められるのです。

志望動機は「入社する意思」と「頑張れる理由」を示す

志望動機に付随して、面接官から以下のような質問をされたことはありませんか?

「将来のキャリアプランは?」
「5年後どのような仕事をしていたい?」
「企業選びの軸は何ですか?」

これらを企業が聞く意図は、以下の二つの点に集約されます。

・内定を出しても辞退しないか
・入社後に頑張って働いてくれるか

企業にとってどれだけ優秀な人材でも入社してくれなければ意味はありませんし、入社してくれたとしても3カ月や1年で辞められてはせっかく採用した意味がなくなってしまいます。

だからこそ上記の2点をあの手この手を使って確かめにくるのです。

前述の項目だと、この2点は自社への熱意と今後の可能性にあたり、やはり志望動機を企業が重視していることが分かります。

先の見えない中で頼りになるのは「頑張れる理由」

志望動機は「頑張れる理由」を示すものでもあると先ほど述べましたが、この「頑張れる理由」は今後ますます重要視されると考えられます。

なぜなら現代のビジネス環境は複雑怪奇で先が見えにくく、「将来を見越したキャリアプラン」通りにうまくいく可能性は低い状況だからです。

以前、外資就活ドットコムが行ったインタビューにて、電通のエース社員は以下のように語っています。

【複雑性の時代】

「これからは複雑性の時代です。そんな時代に、不確実な未来を必死に予測しながら今やるべきことを決めるのはリスクでしかない。自分たちにとってあるべき未来の姿から逆算し道は定めつつも、あまりその道に執着せず、むしろ選んだ選択肢を正解にしていく姿勢が大切だと思います。

不確かな未来をベースにしながら今必要な能力を考えるよりも、外部環境が変わっていても自分が柔軟に道を変えていけるだけのマインドセット、モチベーションの源泉を持っておく方が重要だと思います。」

引用元:電通によるハンズオン投資!? 電通が目指す「広告会社」を超えた「課題解決企業」とは?

「自分がなぜ頑張れるのか」ということは社会人として働く上で今後重要になってきますし、それにつれて採用現場でも、より重視する項目になってくるはずです。

モチベーションの源泉をベースに、志望動機を伝えることが求められていると言えます。

頑張れる理由は自己PRや学生時代の経験を通して伝えればいい、と思われがちですが、そうではありません。
良い志望動機にはその人のモチベーションの源泉が含まれているため、それを伝えられれば「この学生はつらい仕事でも頑張ってくれそうだ」と面接官に思わせることができるのです。

自己分析、業界・企業分析をもとに志望動機を作る

論理的な志望動機のフレームワーク

上述したように志望動機には、
・企業に入社するという意思を示す
・その企業に入って頑張れる理由を示す
ことが求められます。

この二つを果たすためには、論理的で分かりやすい志望動機を作る必要があります。
そのためのフレームワークが以下のような流れになっています。

①~③の部分で、自分の「やりたい仕事=頑張れる理由」が入社後の仕事にリンクしていることを担保し、「入社後に頑張れる姿」を示せます。
③~⑤の部分で、やりたい仕事ができる企業の中でも、特にその企業でなくてはいけない、ということを担保し、「入社する意思」を示せます。

このフレームワーク通りに志望動機を作りあげることで、内定を出したいと企業が思える就活生に近づくことができます。

モチベーションの源泉=やりたいこと(①、②)

まずは「なにのために頑張るのか」というモチベーションの源泉を考えます。

「これをやりたいんだ」「こんな理想を実現したいんだ」といった仕事をする上での目標を伝え、その企業に入って頑張り続けるビジョンを示すことができるからです。

モチベーションの源泉を見つけるためには自己分析をする必要があります。
自分がどんな時に頑張れたのか、どんなことにやりがいを感じるのか、どのような環境で育ってきたのかなどから、「頑張れる理由」を抽象化しましょう。

多くの人が誤解をしがちですが、頑張れる理由である「やりたいこと」を業務内容レベルで考える必要はありません

「企業の経営課題を解決したい」、「M&Aに携わりたい」など具体的な業務が見えている場合は構いませんが、そうでなくても問題ないです。

社会や他者にどのような影響を与えたいのか、どういった人間になりたいのか、どのようなものを手に入れたいのか、といった観点からやりたいことを明確にしていきます。

そして相手に納得感を与えるためにも、「なぜ」それをやりたいのかを伝える必要があります。
どうして企業の課題解決をしたいと思ったのか、どうしてM&Aに携わりたいと思ったのか、そこまで伝えて初めて「頑張れる理由」を示すことができるのです。

実際に、ある外資系投資銀行内定者は以下のように語っています。

【頑張れる理由とその根拠】

外資系投資銀行の面接では常に『なぜ』が問われます。例えば、『日本を良くしたい』と言っている人に対しては、『なぜ日本を良くしたいの』と詰めてきます。

そこで過去の経験や受けてきた影響などから『なぜ』を説明しなければいけません。例えば、家系が官僚で日本への貢献が身近にあった、所属する団体への帰属意識が高い自分にとって今後ずっと所属するであろう日本へ貢献していきたいと思った、などです。

『頑張れる理由』をやりたいこと、それをなぜやりたいのか、の2点で説明する必要があります。

候補となる業界や企業をリストアップ(③)

やりたいことが定まったら、次はそれを実現できる場所を探します。
さまざまな業界や企業を研究し、自分がやりたいことをできる場所をリストアップしましょう。

ここで大切なのが、先入観にとらわれないということです。
例えば「経営課題の解決に携わりたい」という思いを抱いたとして、みなさんが真っ先に思い浮かぶのはコンサルティング業界ではないでしょうか。

しかし、選択肢はそれだけではありません。
金融、特に融資担当や投資銀行業務では企業の課題解決を金融という切り口から解決していますし、広告業界やIT業界、メーカーも同様です。
対法人で商売をしている業界は全て「経営課題を解決する」ことのできる業界と言えます。

最初から業界や企業を決めつけてしまうと、その他の業界や企業を見向きもしなくなってしまいます。
そうでないと自分に合う仕事を見落としてしまうかもしれませんし、面接で「〇〇業界でもそれやれるけど、そっち受けてないのはなぜ?」と聞かれたときに戸惑ってしまいます。

「やりたいことが実現できるのは本当にこの業界だけか」を問い続けて、さまざまな可能性を探ってみてください。
そして受けていない業界については、「なぜ受けていないのか」を明確に説明できるようにしておきましょう。

そのためには業界・企業分析をしっかりと行う必要があります。
説明会やOBOG訪問、外資就活ドットコムのコラムなどを通じて、その業界、企業が「誰」に「どんな価値」を「どうやって提供しているのか」を押さえておくようにしましょう。

それらの中から自分にとってのベストを絞り込む(④、⑤)

候補となる業界、企業をリストアップできたら、次はそれらから自分にとってベストな選択肢を絞り込みます

その際、多くの場合は下記の2軸で絞ることができます。

・自分のやりたいことをどれだけ実現しやすいか
・自分の性格、個性、価値観に合っているか

まず一つ目の軸として、「自分のやりたいことをどれだけ実現しやすいか」という効率性が挙げられます。
「経営者になりたい」という人にとっては、年功序列の強い企業に入り出世を目指すより、転職や起業を前提とした企業選択の方が、やりたいことの実現の観点で効率がいいかもしれません。
また、「貧困を解決したい」という人は、すぐNPOに入るよりもコンサルティングファームや投資銀行に入り、お金を稼ぎつつもビジネスの作り方を学び、その先でビジネスとして貧困を解決する仕組みを作り上げたほうが長期的には効率的かもしれません。

短期、長期という時間軸も踏まえながら、やりたいことの実現可能性が高いかどうかで業界や企業を絞っていきます。

二つ目の軸として、「自分の性格、個性、価値観に合っているか」が挙げられます。
例えば、「絶対に東京から離れたくない」という人は転勤の有無や会社の方針(地方展開、海外展開を推進するか、など)を確認し、東京勤務の可能性が低いものは選択肢から除外します。
また、「若いうちはバリバリ働きたい」という思いがあるのであれば、とにかく働くことができる業界、企業に絞っていくべきです。

これら二つの軸で絞り込むことで、自分にとってベストな業界、企業を見つけることができます。

どちらの軸に関しても、自己分析と業界・企業分析を掛け合わせる必要があります。
前述のコラムや書籍、就活生向けイベントの活用などでそれら二つをしっかりと行いましょう。

戦略コンサル内定者による志望動機の解説

志望動機といっても具体的なイメージがつかない人も多いでしょう。

そこで今回は某戦略コンサルティングファームの内定者に、自身の志望動機について解説してもらいました。

【起業へ向けた準備期間としてコンサル】

「私は、将来起業をしたいと思っています。

現在も小規模ながら事業をしており、その活動を通じて『自分の思い描いたビジネスを形にする』ことの楽しさを体感しました。そのため、『起業をしたい』と自然に思うようになりました。現在の事業を続けていくのか、まったく新しいことをするのかは今後考えていこうと思っています。

今の自分に足りないものとして、大きくは金、知識、人脈があると感じています。これらが不足しているせいで、事業において思い描いたことができなかったり、そもそもどうやればいいか分からなかったりという事態に陥ってしまうことが多々あります。将来、より大きいことをするためにも、ファーストキャリアではまず上記の三つを身に付けられる会社に入りたいと考えました。

それらが身に付けられる場所として、コンサルティングファームや投資銀行といった給与が比較的高く、経営課題に若手から挑め、様々な人(or 業界)とのコネクションを築ける業界を志望することにしました。

最終的に、『どこがより起業に繋がるようなビジネス知識を得られるか』という軸で見た結果、大手企業だけでなく中小やベンチャーの案件もあり、かつハンズオン投資での経営経験が詰めるとある戦略コンサルティングファームを選びました。」

彼は「起業」というやりたいことに対し、自分の現状との差分を明確に自覚したため、それを埋めるために戦略コンサルティングファームを志望し、内定を獲得することができました。

コンサルティングファームでの激務も、「起業」という「頑張れる理由」に支えられているからこそ、彼の考え方に則れば乗り切ることができるのではないでしょうか。

ただし、日系大手企業を志望する場合は、上記のような将来の独立を前提とした志望動機は好まれない可能性があります。
その際は本音の志望動機と建前の志望動機を考えておく必要があるので注意してください。

本音の志望動機を作る上ではいいですが、実際に面接などで語る際はその志望動機が相手企業にとって受け入れられるものかどうかも考慮しましょう。

外資就活ドットコムでは内定した先輩方のエントリーシートを寄稿いただいています。
ぜひこちらも参考にしてみてください。
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志望動機のポイントをおさえて内定へ近づこう

このコラムの冒頭で述べたように、志望動機は多くの就活生が手を抜きがちなものであり、かつ企業が重視するもののひとつでもあります。

学生時代の経験のブラッシュアップや小手先の面接テクニックなど、やりやすいところに手を付けたくなってしまう気持ちはわかりますが、そこは「急がば回れ」の気持ちで志望動機をしっかりと固めることに専念しましょう。

「頑張れる理由が発揮される仕事に就く」ことができれば、就活における成功だけではなく、キャリアにおける成功をも手繰り寄せることに繋がります。

最後になりましたが、皆さまの就活およびキャリアにおける成功を祈っています。

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