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三井物産のインターンに参加する2つのポイント
こんにちは、外資就活 商社チームです。
今回は三井物産のインターンに参加するための選考対策について、以下の2点と詳細な選考ごとの対策からお伝えします。
・自分の力を論理的に伝える力
・積極的に前にいく姿勢
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自身の強みを論理的に伝える力
ESと面接の段階では、限られた文字数、時間の中で自分の考えを論理的に伝える力が求められます。
後述しますが、ESの文字数は200文字以下で、面接時間は20分前後となっています。その中で自分の強みや学生時代に挑戦したこと、インターンへの想いなどについて聞かれます。読み手、聞き手に配慮した論理的な返しを心掛けましょう。
そのため事前に自己分析をした上で、最も伝えたい点がどの部分なのかを整理しておきましょう。
積極的に前にいく姿勢
次に積極的に前にいく姿勢が必要です。
ES通過後のGDは一転して、非常に標準的な内容のGDが実施されていました。通過者の話によれば、GDでは前に出て議論を引っ張ることが出来るかどうかを問われています。
もちろん、ただ前に出るだけ出て、議論の進行を妨げるような事はNGです。イメージとしては、自分の考えた案とその理由の中に人を巻き込み、結果的に自分が中心となって進めていく形が理想であると言えます。
以上より、ESとGDの両方において重視されているのは「周りを巻き込む力」であると言えます。三井物産の人事を担当されている社員さんのインタビューからも同内容が指摘されていました。
三井物産採用担当インタビュー「学生の挑戦を聞きたい」
ESとGDの両方において、自分の考えを論理的かつ明確に提示し、ESを読む社員そして同じ班のメンバーを動かすことが出来るかどうかが重要であると言えます。
選考フロー
1次選考(ES)→2次選考(グループディスカッションor面接)→インターン参加
選考フローは上記の通りです。以下で詳しく解説したいと思います。
2次選考は、グループディスカッション組と個人面接組に分かれます。当日に、自分がどちらの選考を受けるのか伝えられるので、双方の対策が必要です。
ES:自身の強みを把握し、論理的に伝えるべし
設問内容:
・「挑戦する」とは何かを自分の言葉で説明してください。(50字)
・上記を裏付ける実体験を説明してください。(200字)
・あなたがインターンシップで得たいもの、そしてあなたがインターンシップで周囲に提供できる価値は何ですか。(200字)
提出方法はマイページから。
結果通知方法:10日程度でメールで連絡
簡潔に、かつ読み易い文章構成を意識すること
三井物産のインターン参加に必要な最初のステップはESです。2019年卒対象のインターン選考では、webテストや筆記試験は行われていませんでした。
三井物産のESは文字数が少ないため、なかなか伝えたいことを字数制限内にまとめることが難しいかもしれません。伝えたい内容を絞り、結論を最初に持ってきて簡潔に答えることを心掛けましょう。[
また、三井物産のインターンにはかなり多くの応募が集まります。つまり人事の社員は大量のESを読むことになります。ですので、出来るだけ読み手にも配慮した読み易い構成の文章を心掛けましょう。
自分で書いた後にも何回も読み直したり、友人に呼んでもらうと良いかもしれませんね。
・文字数が少ないため、要点を簡潔に書くように意識した。 また、ゼミ/研究内容については、専門出ない人が読むので、分かりやすく書くように注意した。
・端的に、挑戦するとは何かを表せるエピソードを用意し、そこから逆算して、「挑戦する」とは何かを表す言葉を決めた。
・インターンのESは必ず読み込んで合否を決めるという話もあったので、文章の構成の読みやすさには、かなり気を配った。
2次選考:GDか個人面接かは当日言われる!
ESを突破することができたらいよいよ2次選考です。
その2次選考ですが、人によってGDか面接が課されるかが変わってきます。
しかもそれは当日に言われるとのこと。
なので、2次選考の前は、自分がどちらの選考に振られてもいいよう、心の準備と十分な対策を行わなければなりません。
次の章でGDと個人面接の詳細な対策方法をお話していきます。
GD:しっかりと前に出ることが重要。良いファシリテーターを狙うべき
社員、学生の人数:学生6人:社員2人
時間:40分(個人ワーク10分 + GD30分。GD後に質疑応答や、そのまま集団面接的な事も行われる)
議題:「架空のレストランの展開について、A案かB案どちらが最善か資料を基に判断せよ」、「日常生活でおかしいと思うことの解決策を提示しなさい」など
結果通知方法:1週間程度でメールで通知
「人を巻き込む力」の実践編
2次選考はGDと面接のどちらかを受けることになります。GDでは、過程の中で前に出て議論を進められるかどうが問われます。
ただし注意をしなければならないのは「前に出る ≠ 自分の案のゴリ押し」という点です。正しい答えがなく、また参加する学生のレベルが高いことから、同じ班の学生から出る案は全て一定水準を満たしていることが多いです。そうした中で、いかに自分のアイデアに周りを引き込み、アイデアを精査していけるかが重要です。
まさにESで問われていた「論理 + 情熱」で人を動かした作業を、実践的に行うことが重要であると言えるのではないでしょうか。
・議論の途中で新たな観点を提示することで議論を活性化させたり、前に進めることを念頭においてGDに参加していた。
・議論の進め方については特に指示はされず、社員も議論時間中は全く介入せずに個々人の動きを精査しているようであった。
・時間を常に意識し、全体をまとめようとしていた姿勢が評価された
面接:学生時代頑張ったこととインターンへの意気込みを熱意を持って伝えること
・体制:学生1人:社員1人
・時間:20分前後
・内容:
ESに沿った質問
学生時代頑張ったこと
インターンシップで得たいこと
三井物産で携わりたい事業領域
逆質問
・結果通知方法:1週間後にメールで通知
極めてオーソドックスな個人面接
2次選考がGDではない学生は、個人面接を受けることになります。面接内容は極めてオーソドックスな内容で、ESの内容を中心に学生時代の経験や、三井物産でどのようなビジネスに関わりたいのか、インターンに参加して何を得たいのかなどを網羅的に聞かれます。
面接官は中堅人事であるため、ロジックの甘い所には間違いなく突っ込んできますし、商社に対する知識量の無い学生や、インターンへの熱意を伝えられないと容赦なく落とされてしまいます。
ESに書いている内容を中心に質問されるので、面接前に自分の提出したESを読み込んでから臨みましょう。
・聞かれたことに端的に回答することを心掛けた。面接時間も短い為、出来るだけ多くの質問をしてもらおうと考えたためだ。
・なぜ自分がインターンに参加したいのか、参加する必要があるのかを熱意をもって伝えられた点が評価されたと思う。また逆質問でも熱意を見せられると思うので、予め準備していくと良いと思う。
・ロジカルさ、周囲の人を巻き込んだ経験の有無や、その内容の内省の深さなどが見られているような気がしました。
インターン:ワーク以外にも様々なイベントあり。常にチェックされている気持ちで
人数:60人程度(東大、早慶、旧帝大、MARCH、地方国立大他)
内容:
・グループワーク「三井物産とは何か」、「商社トレーディング体感ワーク」
・他己分析ワーク
アウトプットだけでなく、生活の中でのマッチングが重要
三井物産のインターンでは、抽象的なお題と実ビジネスに近しいお題の両方をすることになります。
それぞれでメンター社員が見ている観点は異なりますが、共通するものとして協調性を求めすぎて議論が停滞するよりも、強い自分の意見を持って議論を積極的に進めることが求められています。自分の中で明確な意見を常に持ち、メンバーを巻き込んでさらに良いアウトプットへ引っ張ることが重要です。
早期選考は、インターンの中でも一部のみが呼ばれているそうです。内定者の話によれば、ワークはもちろんだが、生活の中で感じる人柄が社風と合うかどうかもチェックされているそうです。早期選考は通常の面接が早くに行われています。インターンでメンターとなった社員とコンタクトを取ることは可能ですが、メンターを通じて内定が出る訳ではないため、通常の本選考の内容を踏襲した用意すべきであると言えます。