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IBD志望です。バリュエーションの勉強をしています。サマーではバリュエーション担当すると社員さんとの会話ができにくく、印象に残らないため、優遇ルートに乗れないと聞きました。やはり、バリュエーション担当はさけるべきですかね。

この質問への回答 1

相談室回答者

外銀IBDジュニア/早慶出身/非体育会 元々は商社・アセットマネジメント志望でしたが、全部落ちました。

質問ありがとうございます。
ジョブでの立ち回りのご質問であると理解しました。正直自分自身あまりジョブは得意ではなかったので、話半分に聞いてください。
まず、IBDを志望していてバリュエーションの勉強をしていることは素晴らしいことだと思いますので、是非継続して頑張ってください。
その上で「バリュエーション担当すると社員さんとの会話ができにくく、印象に残らない」という点についてですが、失礼ながら学生レベルのバリュエーションのクオリティーは低いからであると思います。お金をもらって365日エクセルと睨めっこしてるIBDバンカーと、自主的にバリュエーションの勉強をしている学生では知識量・経験が圧倒的に違うのでこれは仕方ないです。それゆえ、いわゆる”バリュエーション担当”としてバリュエーションだけやる学生のバリューは低いです。社員と会話ができにくいというのも、バリュエーションのテクニカルな部分の会話に終始してしまい、「正解・不正解」が色濃く出てしまうことが原因だと考えました。
もしバリュエーションだけできるような実践的な人間を採用したいのであれば、中途で経験者を採ってくればくればいいだけです。
ではなぜわざわざ社会人未経験の新卒を採るのか(自分もそうでしたが)ですが、仮想ディールにおける「発想の柔軟性」・「視野の広さ」、チームで作業をしているのであれば、「チーム内での立ち振る舞い」などから、入社後の伸び代に期待をしているからであると思います。
ある程度企業価値算定について見地を持ちつつ(アサンプション・WACCの算出ぐらいは知っておくと良いと思います)、学生ならではの視点から、大局的なディールそのもののストラクチャーや買収ストーリーに独自性を持たせる方が、社員との会話は膨らみそうです。その意味で、私としてはあまりバリュエーションに重きを置くのはお勧めしません。
実務でもそうですが、バリュエーションはあくまで道具で、それよりも「何故企業を買収/売却すべきなのか」「いつ実行すべきなのか」「どのように実行するのか」の議論がメインです。(しょっぱなから○○円で安いので、買いましょう!といった提案は今のところあまりみたことないです。)
もちろん、IBDバンカー顔負けのバリュエーションをして内定を獲得した学生も知っていますが、そこまで至るにはかなり時間が掛かりますし、コスパが悪いように思います。
悪い言い方をすれば、バリュエーションそのものよりも正解がない議論(想定シナジーなど)に持ち込んで、説得をするような立ち回りが賢いですし、評価されるように感じます。
これからの選考頑張ってくださいね!

回答日:2021/02/09

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