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哲学専攻の京大院生はなぜ「投資銀行」を目指したのか(インタビュー前編)

新井翔太さん

新卒学生の就職先として人気を集める外資系の投資銀行。京都大学大学院の新井翔太さんは1年前、外資系金融機関を中心に就職活動を行い、世界的に有名なドイツ銀行の投資銀行部門の内定を獲得しました。大学・大学院で哲学を専攻し「金融に全く興味がなかった」という新井さん。そんな彼が投資銀行を目指すようになったのは、なぜなのでしょうか。内定までどのようなプロセスを歩んでいったのか、インタビューしました。(取材・構成:亀松太郎)

インタビュー後編 :「金融に関心がなかった」京大院生が投資銀行の内定をもらうまで

「投資銀行には興味がなかった」

――新井さんは、京都大学の大学院在籍時に就職活動をして、第一志望だったドイツ銀行 の投資銀行部門の内定を得たということですが、もともと投資銀行に行きたいと考えていたのでしょうか。

大学の学部時代はまったく興味がありませんでした。どんな仕事なのか、ほとんど知りませんでした。投資銀行に行ってみたいと思うようになったのは、大学院時代にアメリカに留学しているときです。

――それは面白いですね。学部時代は投資銀行に関心がなかった新井さんが、なぜ、外資系の投資銀行に就職することになったのか。そこに至るプロセスをうかがっていきたいと思います。まず、大学の学部は、京都大学の総合人間学部ですね?

はい。京大を選んだのは自由な校風が魅力的だったからで、入学したら哲学を研究したいと思っていました。専攻は現代思想です。
新井翔太さん

――学部を卒業した後は就職しないで大学院に行ったということですが、そのまま研究者になろうとは考えなかったのですか?

大学入学時は研究者の道も考えていたんですが、入ってみて「自分は研究者タイプではないな」と感じたんですね。理系の友人の中には、24時間ずっと研究のことを考え続けているような学生もいるんですが、自分の場合、一つの研究テーマにそこまで捧げる熱量はないんじゃないか、と。それよりもいろんなことに挑戦していってみたいと思いました。僕がやりたかったのは「哲学する」ことでした。それは、研究者にならなくても、自分の思考がある限り、どんな仕事をしていてもできるのではないかと考えるようになりました。

――いつごろ、そう思うようになったのでしょう。

薄々はずっと感じていて、大学4年生くらいのときに強固になりました。

――ただ、研究者タイプではないと思いつつも、大学院に進んだんですね。

大学院に行ったのは、もう少し自分の興味のおもむくままに研究していたいと思ったからです。大学の学部は4年間ですが、就活の期間などを考えると、実質は2.5年くらいなんですね。社会との関係性から解放されて、無目的に勉強したり、学問できる時期をもう少し延ばして、自由に自分の世界を構成したいなと考えました。

――大学の延長戦という感じですね。

そうですね。高校時代の勉強は受験科目をいかに効率的に伸ばしていくかという方向性が決められたものですが、大学ではそういう「お勉強」はしたくなかった。京大という自由な環境で、自分の考えたいことを追求したいという思いが強かったんですね。

留学中に米国野球のアマチュアリーグに挑戦

――そうして京大大学院の人間・環境学研究科に進んだということですが、すぐにアメリカに留学したんですね?

M1(修士課程1年)の夏から1年間休学して、西海岸のワシントン州にあるベルビューカレッジに留学しました。現地企業でインターンシップもできるIBP(International Business Professions/ICC運営の留学プログラム)で、ビジネスマネジメントを専攻しました。
新井翔太さん

――留学しようと思ったのは、なぜですか?

目的は3つあって、1つ目は英語です。ビジネス的な英語、社会に出てからの英語をできるようにしたいなというのがありました。留学前は英語がめっちゃ嫌いで、このままだとヤバイと思っていたんですよね。

2つ目として、社会に出る前にビジネスの知識を身につけておきたいというのがありました。それまでは人文系の哲学を中心に勉強していて、経済系の科目には触れていなかったんですが、社会に出て行く上では、どこかでビジネスを学ぶ必要があると思っていました。

3つ目は、留学を通して新しいことに挑戦したいな、と。そのなかで自分が目の前の現実をどう乗り越えていくのかという方法論を強固なものにしたいと考えました。

――そんな新井さんが留学のときにチャレンジしたことの一つが、野球なんですよね?

アメリカのアマチュアリーグで野球に挑戦してみました。

――もともと野球はやってたんですか。

高校までは野球部でしたが、大学の4年間は野球から離れていました。留学したときも野球をするつもりはなかったんですが、たまたま友達が「3月にトライアウトがあるよ」と教えてくれたので、「面白そうだな」と試しに受けてみたんですよ。でも、行ってみて、後悔しました。

――どういうことでしょう?

トライアウトに来ているのは、体が大きくて屈強そうなアメリカ人ばかりで、場違い感が強かったんです。でも、実技テストが始まってみると、自分でも勝てるかもしれないと感じました。彼らはパワーはものすごいんですけど、技術はそれほどでもなかったりするので、うまさとかで勝負できそうだ、と。ピッチングでは変化球を7種類くらい投げてみて、いろんな球を持っていることをアピールしたりしました。

――高校時代はピッチャーだったんですね。

いや、それが違うんです(笑)。ずっとショートだったんですけど、高校のときと同じことをやっても仕方がないと思って、ピッチャーに挑戦してみました。もともと遊びで変化球を投げるのが好きでしたし、スピードもMAXで140キロ近く出すことができたので。

――でも、そんなにガッチリした体型ではないですよね。

アメリカのリーグに行くと、僕だけ超ヒョロヒョロですよ。身長は176センチですが、アメリカでは190センチの選手はざらにいて、なかには2メートル近い人もいる。でも、実技試験でピッチングしたら、アマチュアの一番上のリーグの人に運良くスカウトしてもらえたんですね。それで、半年くらい野球をやることになりました。
新井翔太さん

――かなり大きなチャレンジでしたね。

なかなか経験できない機会なので、楽しくやれました。アメリカ人に比べて体格が恵まれないなかで、どうやったら勝てるのか考え抜いて、戦略的にアプローチするようにしました。その結果、自分なりになんとかやりきれたかなということで、自信につながりましたね。

アメリカの「投資ファンド」でインターンを経験

――留学時の経験としてはもう一つ、インターンシップも大きかったと思うのですが、どこでインターンをしたのでしょうか?

ワシントン州のカークランドにある「Taiyo Pacific Partners」という投資ファンドです。そこで留学最後の2カ月間、インターンをさせてもらいました。

――どんなことをやったんですか。

主にやったのは、投資先の企業を選定する業務と、すでに投資している会社に対するアドバイザリーの2つでした。Taiyoは公開株を扱う投資ファンドです。株を一定の比率以上保有して発言権を持ち、会社に提案して企業価値を上げ、長期的に利益を得るビジネスをしている会社でした。

そこでは、これから伸びると思われる割安の会社を選ぶことと、株を買った後に企業価値を上げるための提案をすることという2つの側面がありますが、両方に関わらせてもらうことができました。

――そこでは、投資業務というドイツ銀行 の仕事につながる経験ができたと思うのですが、そもそも企業への投資という仕事に、なぜ関心が向いていったのか。そのあたりは、後編でうかがいたいと思います。

インタビュー後編 :「金融に関心がなかった」京大院生が投資銀行の内定をもらうまで

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