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外銀・外コントップ企業を辞退した変わり者就活生。重視したのは「使命感」を持った生き方 Speee・金森 憲斗さん

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〈Profile〉
金森 憲斗(かなもり・けんと)
Speee 内定者

出身大学:東京大学 工学部
就活時の内定先:Speee、外資系戦略コンサルティングファーム、外資系投資銀行、IT系メガベンチャー
関西出身で大学から上京。高校1年次よりダンスを始め、
大学3年次では学園祭にて数百人のダンスサークルのリーダーを務める。
3年次半ばで休学し、海外での就業経験を求め渡米。
外資系大手ホテルチェーンにて経理を担当し、プロジェクトリーダーを経験。
帰国後、外資投資銀行・外資コンサル中心に就職活動をするも、ビジョンに深く共感したSpeeeに入社を決め、現在内定者としてアルバイトに従事。

使命感に燃えるような熱い生き方を求め、海外インターンを通じ自分を追い込む

―外銀や外コンのトップティアを蹴ってのベンチャーと言う選択をされた金森さんですが、就職活動におけるスタンスはどのようなものでしたか?

具体的な就活の始め方よりも、どんな考えを持っていたかから説明させていただけると理解いただけるかなと思っています。

私は「どう働くか」を考える前に「どう生きるか」という価値観を大切にしていて、その価値観のベースを作ったのは、幼少期にまで遡ります。

幼少期、父親の病気による家庭環境の壮絶な変化があり、一般的な家庭にはない、辛く、苦しい時期が長く続いて、自らの意志で「生きる」という強い動機がない限り、生きる意味を見出せない環境でした。そこで心の支えとなったのが、『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著)で、小学校時代だけでも恐らく百回は読みました。

この書籍を通じて、「生きたい!そして自分の価値を証明したい!」という、強い生への執着を持つことができたんです。

金森さんの幼少期からの心の支えとなっている「7つの習慣」。3冊目に突入しても、表紙は剥がれ傷だらけになるほど読み込まれている。

そして、どう働くかを考えるときに浮かんだのが、浪人時代に出会った数学塾の先生でした。

その方は、京都大学の大学院を卒業され、元大手化学メーカーの研究者で、世間一般的にはエリートと言われるような経歴の方です。

先生が経営している私塾は、東大生・京大生を多く輩出している実績があったのですが、幼稚園児から浪人生までを受け入れていたり、非常に特徴的なものでした。

―指導力のある方が相応の月謝で開催する私塾はよくありますが、園児から浪人生までとは珍しいですね。

受験勉強に特化はせず、講座内容は高等数学を元にして、論理的思考力やコミュニケーション能力を育むという独自のカリキュラムでした。

ちょっと問題のある生徒も受け入れて、必要があれば数学以外の科目も熱心に教えていたんです。時には生き方についても指導されていました。

先生は「他人に誇れる選択ではなく自分に誇れる選択をしなさい」と生徒によく話して下さっていて、ただの生徒と先生という関係ではなく、本当に深く人間として向き合っていただきました。

それもあって、その塾の卒業生は大学入学後もひっきりなしにその先生の元を訪れていました。私もその内の一人であり、こういった使命感に燃えて、人に良い影響を与えられる生き方をしたいと思いました。

これが、就活の選択においても、自分のベースとなっている部分です。

―就活前に一度海外インターンに行っていますね。

学業においては成績は良く、周りから優等生的な扱いを受け、高校受験・大学受験と、学力の上で一番良いところにいくという選択をしてきました。ただ、この延長線上に、先生のような熱い生き方はないのではと疑問に思うようになったんです。

そこで、社会に出る前に、東京大学という肩書が通用しない、ギリギリの状況に自分を追い込もうと、カナダのバンクーバーへの留学を決めました。

バイトで貯めた最低限のお金だけ持って、後は現地で働きながら過ごす無計画な計画を立てました(笑)。現地のカレッジに二か月だけ通い、その後は仕事をしながら過ごそうかなと。

―狙い通りの経験はできましたか?

結論から言うと、できました。むしろ、想定以上にキツく、日本に帰りたいとほぼ毎日思っていました(笑)

まずバンクーバーに到着してとった行動は、現地の企業に対してのコールド・コーリング。電話を掛け、雇ってくれとひたすらお願いしていたんです。駄目元でしたが、奇跡的に外資系ホテルチェーンにて正社員と同等の仕事内容で雇って頂けることになったんです。ただし、無給という条件で。

そのため土日にバイトを行い、生活費を稼ぐしかなったのですが、家賃を稼ぐのに精一杯で、食費に手が回らなくなることも、しばしばでした。

インターンは経理部に入れてもらったのですが、使われている英語が高度で何を言っているのかサッパリ分からず、メモした単語を家に帰って調べる日々。2時間睡眠の日が続きました。

高速で仕事を処理する術を身に付け、ミーティングでは必ず一度は発言したり、気難しい人にはアイスブレイクの話法を調べて使ったり、部署を問わずに周りを適切に巻き込む仕事を行いながら、自分の職場内の影響力を大きくしていきました。

こうした努力の結果、社内の全部署に顔が利くということで、最後には経理システムの自動化に伴うプロジェクトのリーダーを任されるようになりました。

英語で、入社3か月の日本人インターン生が、カナダ人の社員へ、海外の企業文化に則ったファシリテーションを行うということで、何重にもハードルのある仕事でしたが、プロジェクトを成功に導くことが出来ました。

そして、大学3年の秋に日本に戻りました。

バンクーバーの外資系ホテルチェーンでインターン。最後は経理システム自動化に伴うプロジェクトのリーダーを任された

トップティア企業を「使命感」「熱さ」で絞り込み。外資投資銀行に感じた大きな魅力

―3年秋からの就活は大変だったのでは?

カナダから帰ってきてみると、大学の友達は既に夏のインターンに参加済み。これはまずい!と焦りました。

就活の時期変更すらわかっていなくて、強烈な“情弱”状態。「みんな今、何やってるの?どうしたらいい?」と聞いて回って、まずは慌ててインターンに申し込みました。

―インターンはどのような企業にエントリーしたのでしょうか?

外資就活ドットコムでSpeeeにたまたま出会い、そこのインターン参加者と仲良くなり、彼らが受けている外資コンサルティングファーム、外資金融、ベンチャーにエントリーしました。

グループディスカッションもフェルミ推定もロクに対策しないまま、ぶっつけ本番で挑んだのですが、僕は議論が大好きで、数学塾の先生とも喧々諤々やっていたので、運よく全ての選考を通過することができました。

ただ、外資金融では100人いる面接参加者のうち自分一人だけ青シャツで参加するなど、いろいろ常識が分かっていなかったです。よく参加させてもらえたなと今振り返っても思います。

―その後はすぐに本選考ですね。

インターンで参加した企業はいずれも本選考に進むことができました。

徐々に就活対策も進んだこともあって、本選考では外資コンサル・外資金融のトップティアやIT系メガベンチャーの選考が順調に進んでいきそれぞれ内定を頂きました。

その中からまずは外資コンサルティングファームを一通り辞退することとしました。

―コンサル業界を外した理由はなんでしょうか。

最初はコンサルに行って、数年後に独立ということを第一の選択肢として考えていたのですが、大企業の経営課題を解決することと、独立することのスキルセットは全く違うと考えました。

加えてコンサルで出会った方々は、ロジックを組み立てる能力が圧倒的に高い一方で、何らかの使命感を持って、本気で社会の問題解決をしていないように思えました。優秀だけど、面白いと思えなかったんですね。

コンサルキャリアがネットワーク作りになるとも当初思っていたものの、同じ人脈ならコンサルよりも事業を作り上げていく仲間の方が強いシナジーがあるのではないかとも感じました。こうしてコンサルを志望業界から外しました。

結局インターンに参加したSpeeeと外資系投資銀行、メガベンチャーいずれからも内定をいただくことができ、あとはその3社からどこを選ぶかという状態になりました。

―その三社を残した理由は?

主に2つですね。

まずは、熱い使命感を持っていて、かつ飛び抜けて優秀な人間がいる場所かどうか。次に、仕事の魅力度。影響力がでかい大義ある仕事をしたいと考えていました。

結果、自分がより魅力的と思う、Speeeか外資系投資銀行かに絞り込みました。

社長面接を通じて『社会の様々な場所に眠る問題をどう捉え、定義し、ビジネス化し、解決するのか、そのことに熱くなれるのかを社員に求めている』と感じた(金森さん)

―外資系投資銀行に感じていた魅力は何だったのでしょう?

外資系投資銀行のインターン中に「Speeeも志望度が高い」ことは言っていたのです。それでも最後まで残してくれて、選択権を与えてくれた。そういう点で、懐の深い会社でした。

加えて仕事の楽しさですね。担っている使命も大きいですし、特にトレーダーやそれをサポートするクオンツやストラテジストの業務に関しては、ビジネスでは珍しくアカデミックな側面が強く、知れば知るほど深く、面白味が出てくる仕事のように感じていました。

そして金融をゲームと捉えて、リーマン・ショックですら楽しめる余裕を持った人が多い。この業界ではきっと死ぬ時も楽しい人生だったと思って死ねるなと思いました。

「何を成し遂げるのか」という不動の軸。生き様に真摯に向き合い続ける姿勢に入社を決意

Speeeオフィス内の様子

―それだけ外資系投資銀行に魅力を感じながらも最終的にSpeeeを選んだ理由はなんでしょう?

インターンや選考過程を通じて、社員の方々から感じる使命感と仕事に対する熱量がダントツだったというのが、一番の理由です。

ジュニアメンバーから社長まで、属する業界のことを「まだ課題がある。もっとやれることがある。それでさらにこんな事業を興せるのではないか…」って熱く話してくるのですよね。成長意欲は当然みな高く、家庭も大事にしている人が多いのですが、仕事中は個人のエゴは存在せず、本気で世界を変えようという姿勢で仕事をしています。

この場所、この仲間なら、使命感を持って、長くプレーできる。この会社が自分の生き方に合っていると思いました。

今までお世話になった方々にも相談しましたが、自分の特性を理解し、お前はやりたいことをやるべきだ、とベンチャーであるSpeee行きを奨めてくれました。

―Speeeの選考過程で印象に残った出来事はありますか。

一番印象に残っているのは大塚社長との最終面接です。

1時間半ほど話をしたのですが、面接自体は最初の30分程度。残りの時間はカリフォルニアの水問題について等、大塚社長が様々な社会の問題点や解決策について熱く語っていて、「僕ならこの場合こう考える、あの場合であれば、こうアプローチする。金森くんはどう思います?」というように、面接官と候補者という関係よりも、まるで友人のように、延々と様々な会話を繰り広げました。

最初は面食らいましたが、社会のどんな課題に対しても、事業を通じて解決していくという姿勢が感じられ、こういったことに熱くなれることを社員に求めているのだなと感じましたし、最高に楽しかったのです。

役員面接で私は「宇宙ビジネスがしたい」と、突拍子もない話をしたんですが、その時も「それがどんな問題解決につながるのか」「どんな新しい世界が展開されるのか」と真剣に聞いてくれました。

役員だけではなく、Speeeの社員は、知的好奇心が強いです。論理的思考力をベースに、問題解決された後の理想的な社会像をイメージする妄想力も強くて、こういった資質を重視しているカルチャーが伝わりました。

―現在はSpeeeでインターン中ですが、どのような仕事を任されていますか。

現在は不動産メディアの事業部で長期インターンをしており、2つのプロジェクトマネージメントをしています。

新卒でいきなりプロジェクトマネージャーになりましたが、中々うまくは回りません。でも学生だからといってぬるい扱いではなく、1人のプロフェッショナルとして成果を求められます。フィードバックは常に社員と同レベルの厳しいものですが、それがとてもやり甲斐があります。

またSpeeeにはEntre(アントレ)いう制度がありまして、社員がチームを作り、社長含めた役員に対して、事業プランを提案するのですが、私は内定者とチームを組んで、早速新規事業立案に取り組んでいます。

大塚社長がよく「秩序とカオスの共存」と言っているのですが、新規事業開発のように0から産み出していくカオス的領域と、既存事業のように既に見い出した勝ち筋を徹底的に仕組み化して伸ばしていく秩序的な領域の両方を、組織の中に意図的に内包させています。

こういう環境は、Speeeならではだと感じますし、できれば両方を経験しておきたいと考えています。

―今後はどのようなキャリアパスを描いていますか?

まずは、現在担当している不動産業界の「不」を解決することに集中します。同時にEntreにも挑戦して、事業創造の部分も学んでいきたいです。中長期的には、Speeeの中でプロデューサーとして一つの事業を動かして、様々な業界の不を解決できるような事業をいくつも生み出していきたいですね。

ベンチャーの役割は、新規産業の創出か、既存産業の活性化のいずれかだと考えているので、そのどちらかが出来るようなイノベーション級の事業を生み出したいです。

最後に。今回事業のことにフォーカスを当てて話し続けてしまいましたが、僕はSpeeeの組織が本当に好きなんです。

インターンで出会った方や、面接を担当して頂いた方、全ての方が優秀なだけではなく、人として尊敬できる方が多かったです。同期も非常に志が高く、人として信頼できる仲間が揃っているので、切磋琢磨しながら、素晴らしいプロダクトを生み出すことで、Speeeを誰もが知っている企業にしていきたいと思います。

幼少期から「生かされる」という選択肢がなかった僕にとって、この選択が自分にとっての「生きる」ことだと、今では定義していますね。
―有難うございました!

内定者とチームを組んで、早速新規事業立案に取り組む。『同期は非常に志が高く、人として信頼できる仲間が揃っている』(金森さん)

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