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「温泉に浸かっていたら、出社呼び出し?!」外資系投資銀行で働くバンカーにありがちな7つのこと 業務編

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圧倒的なハードワークと高年収で知られる外資系投資銀行の実情に迫るコラム、先日リリースした第1弾では生活面に注目し家賃から交際関係まで掘り下げてみました。これほど多忙とは言われている投資銀行部門(Investment Banking Division=以下IBD)なのですが、実際の業務はどういった形で進められているのでしょうか。第2弾では実務でよく起こりがちなことを「あるある」としてまとめてみました。ご笑覧くださいませ。

第1弾はこちら⇒「20代で婚期を逃すと、40過ぎまで結婚できない?」外資系投資銀行で働くバンカーにありがちな7つのこと 生活編

その他外銀関連トピックはこちら

外資系投資銀行の仕事内容とは?

まず、外資系投資銀行IBDが担当する商品(プロダクト)は、大きく分けてEquity Capital Markets(ECM) / Debt Capital Markets(DCM) / M&Aの3つがあります。
ECMは株やConvertible Bond(CB)による資金調達、DCMは債券による資金調達、M&Aはその名の通り、M&Aに関する助言を提供する部署になります。いずれもクライアントとのお付き合いになり、資金調達をする企業、対象企業(事業)を買いたい企業、対象企業(事業)を売りたい企業に提案をして、彼らのために動くのが基本的な流れです。

クライアント企業が属する業界によって、資金・M&Aのニーズは大きく異なります。よって、ざっくりとFIG(Financial Industrial Group:金融業界)、GIG(General Industrial Group:事業法人) 、TMT(Telecom Media Technology:通信・メディア)などといった分け方をして、対象(カバレッジ)ごとにプロダクトの専門性を高めていきます。

売上の源泉としては手数料になり、資金調達の場合は、調達した金額×〇〇%がベースとなります。M&Aの場合は投資銀行や案件次第ですが、着手で2,000-3,000万円、成功報酬として最低手数料が2-3億円、MAX10-20億円程度でやっています。報酬の多くを占めるのが成功報酬になりますので、1年間一生懸命働いたとしても、案件が成立しなかったらほとんど入りません。そこが(よく比較されるので敢えて言及しますと)コンサルとは大きく異なるところです。ちなみに投資銀行は自らをファームとは言わず、ハウスと呼びます。

新卒で入社すると、アナリストというポジションになります。多くの投資銀行ではプール制というのを敷いており、まずは特定のプロダクトやカバレッジに属さず、指名がかかればどのグループの仕事もやることになります。幅広い研鑽を積みつつ、自らの適性に合ったグループを探す期間になります。

アナリストにおける仕事のふられ方としては、「Comps作っておいて」とか、「財務モデル作成お願いします」、「A社にいくことになったので、明日までに現況まとめておいて」みたいなものが多いです。緻密なEXCEL分析・パワーポイントでの資料作成スキルが要求され、初年度は先輩・上司から全て赤字でフィードバックされることも非常に多いため、1年目は本当にあまり寝ることができず、土日も両方休みはありえないという状況になります。

3年間のサバイブに成功してアソシエイトに昇格し、カバレッジ・プロダクトのグループに属するようになると、権限を得たプロジェクトについて、顧客との日々の連絡窓口や、弁護士等との連絡を通してのプロジェクトの進捗管理を任されるようになります。

1.3年勤めると同期がいない?

新卒入社3年でサバイブしたのが自分1人だけだった…そんな状況もしばしば発生します。人材が豊作な年は5年たっても同期が複数名残っているということもありますが、けっこう稀。ボジョレヌーボーみたく、毎年のように当たりとはいかないのです笑 当然先輩や上司も辞めていきますし、新しく入ってくる人もいます。

マーケット部門ではIBDに比較して、リストラが激しくない会社が多いみたいで、比較的生存率が高い模様です。また業界内でも社員の勤続年数が長い企業もあります。

ちなみに新卒採用してくれたときのヘッドが、入社時にいないときもたびたびあります。とても寂しいし、最初のうちはショックを受けることもあるでしょうが、徐々に外資系あるあるとして流せるようになります。ヘッドがいなくなるのは、大した問題ではありません。別のところから優秀な方が入ってきます。

2.F1キーを外してしまう

Excelをマニアックなくらい駆使する投資銀行。セル内の編集をする際にF2キーを多用します。しかし横にあるF1キーがクセモノで、使いもしないHELP画面が起ち上がってしまうため、F1キーのキートップを外すジュニアメンバーはよく見ます。

3.英語できないとクビ?

外資系ですので、英語は必須。ですが国内案件ばかり担当していれば、3年くらいはだましだましやっていくことも可能です。とはいえ英語できないからこのディールできませんとか言っていたら、即効でクビの対象となってしまいますので、しっかり頑張りましょう。

4.旅館からの出社

ジュニアのうちは休日は仕事をしているか寝るということが多く、なかなかプライベートの時間をつくることができません。そして久しぶりに休めそうだと思い、昼寝をしていると、ブラックベリーが突然鳴り出します。油断なりません。

そしてもっとも悲惨なのは旅行からの出社です。周りで実際に起こった話なのですが、プロジェクトも落ち着いたので、彼女と温泉に行こうと車で出かけたら、旅館に到着した所で『案件の風向きが変わった。今すぐ会社に来い』と上司コールがあったようです。そのままキャンセルを伝え、キャンセル料を支払いつつ、泣く泣く帰社するなんてケースはいくつも聞いています。

困りモノなのは、若手のうちは複数の上司と仕事をしますが、上司も休日にも来社し、土曜出社派と日曜出社派と分かれるところですね。。どちらかに統一してくれると嬉しいのですが。

5.上司が働き過ぎる

自分の仕事を午前3時くらいまでかけて行い、帰りがけに翌朝までの仕事を確認して帰っていくヴァイスプレジデントやディレクターもざらにおります。家族を持っている方も多いのに、いったいどうやって説明しているのか理解に苦しむところです。

もちろん会食の多いカバレッジバンカーなどは、社内からすぐ消えるケースも多いですね。ただ、この手のシニアバンカーの下につくケースはまれで、プロダクトの鬼みたいな人がそこここにいるのが実情です。

6.突然の無茶振り

仕事の現状がよくわかっていない上司から部下に対して、お客様の前で突然の無茶振りはよく起こる構図です。事前相談は全くなしに「ではここからは△△が説明します」と来て内心慌てながら、それを悟られずに切り返し説明する瞬発力が求められます。お客様の前でお話しする貴重な機会なので、とてもトレーニングにはなりますが、心臓には悪いです。

7.海外大MBA卒が生き残れないことも?

MBA卒の新入社員が入ってくることはしばしばあります。MBAというプログラムを通して、外銀アナリスト業務を通じた専門性を身に付けていると思っての採用で、彼らはアソシエイト1年目での入社になります。

概ね30代中盤の方が多いMBAアソですが、同期として比較されるのが、3年前に入社してバリバリ実務を経験した25歳。入社時点では体力面でも実務面でも太刀打ち出来ない差がついています。特に投資銀行での業務スピード、量の多さ、質の高さを担保するだけの仕事をさせてくれるところはなかなかありませんので、MBA前に就業していた会社とのカルチャーギャップに衝撃を受けることになります。

そして自分と同世代か年下が、実務のトップになっていることもあります。新卒から在籍していると、順調であれば30代前半でディレクターに昇進できているもの。こうして年下同期との競争で劣位となったり、折り合いがつかなかった結果として、MBAアソはなかなかサバイブできず、在籍年数が非常に短くなってしまっているのです。

一方、アナリスト⇒MBA⇒アソシエイトとして復帰というケースも多々あります。この場合はMBAがある意味息抜きみたいになるケースです笑

急成長が求められる投資銀行の業務

いかがでしたでしょうか?ハードモードと感じられましたでしょうか。

とはいえ投資銀行は入社したら、ジュニアメンバーであってもすぐに最大手事業会社の社長・CFOとディールを進めていくわけことになるわけですから、仕事に対する圧倒的な質を求められてしまうのは当然ではあります。そして商品といっても、自分たちがゼロから生み出すスキームや提案力が全てになるわけで、猛烈なスピードでキャッチアップしながら頭脳をフル回転させていかなくてはいけません。

よって結果大変厳しくはなりますが、その分他を寄せ付けない成長と報酬が待っている世界です。目指す方はもろもろ認識した上で挑戦してみると面白いのではないでしょうか。
ではでは♪

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