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社会人になる前に知っておきたい転職事情
新卒就職後3年以内に転職をする割合は約40%といわれており、ファーストキャリアといえども昨今はあまり長くありません。ただ、その転職といった決断は、本当に幸せなキャリアチェンジにつながっているのでしょうか?第2新卒からディレクターレベルまで、人材紹介会社でさまざまな転職支援をしているAさんに転職の実情を聞いてみました。これから会社選びという方も、ぜひご一読くださいませ
安易な転職で年収が頭打ち?!
年功序列・終身雇用のイメージ強かった日本企業社会ですが、数々の転職メディア・ニュース、人材紹介会社によって煽られているからか、転職はキャリアアップの手段というイメージが浸透しつつあります。「転職したら年収が◯倍になる!」みたいなメッセージを発信して、会員登録に誘導するメディアも数多くあります。
こういった情報が蔓延した結果、特に向上心の強い人ほど現状の仕事に不満や不足感を感じると、すぐに転職を考える傾向が強くなってきたような気がしています。私がキャリアコンサルタントとして転職支援させていただくなかで感じたことは、転職に成功する人と失敗する人を分けるポイントとして、キャリア形成における環境の捉え方に根本的な違いがあるということでした。
「今いる職場で、どんな難しさに直面し、何を考え、どう行動したか」
「結果として、どのような成果を残すことができたか」
逃げることなく、厳しい状況下でしっかり根を張り、具体的な例を用いて実績を語れる人。それがキャリアで長期的に成功を収める人材です。
転職が良くないと言っているわけではありません。しかし、本質を見失った転職は単なるリスクです。 年収アップやタイトルといった目先の利益を優先したり、キャリアに焦りを感じるあまり、一貫性のないジョブホッピングを繰り返すことによって、給与レベルが将来的に上がり止まったり、競争力のあるスキルがまるで身につかないと言った、行き詰りを感じている人は少なくありません。
こういったキャリアを形成してしまっては、リーマンショックのような時流の劇的変化に耐えうる能力は到底無く、むしろ将来のリスクを増長するだけになってしまいます。
キャリアゴールを明確にして、自身の経験及びコアスキルを棚卸した上で、不足を補う事が出来るのは本当に転職なのか、それとも現職ステイなのか。競争力あるキャリアを身につけるために、本質的に現状を捉えることが、将来成功しゆくための大きな鍵となるのです。
この記事では、HR/Hiring Managerの目線から見た「三大NG転職理由」を紹介することを通じて、企業がどんな人材を求めているのかを明らかにしていきます。転職で成功するための一つの考え方として参考にしていただけると幸いです。
NG転職理由(1)「会社の業績が思わしくないから転職したい」
この転職理由は非常に多いですし、気持ちはとてもよく分かります。しかし、採用する側の立場で考えてみてください。トップ企業が求める人材は、
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