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【必見!】外資系消費財メーカー《マーケティング部門》の業界研究

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外資系消費財メーカー マーケティング
皆さんこんにちは!外資就活ドットコム コラムチームです。

外資系消費財メーカーは、上位校の就職人気ランキングでも戦略コンサルや総合商社と並び、毎年上位にランクインしている業界です。三菱商事やマッキンゼーなどの名だたる企業を抑えてP&Gが1位になった年もあるなど、希望者が殺到する企業もあります。

そこで今回は外資系消費財メーカーのなかでもとりわけ人気の部門である、マーケティング部門について解説していきたいと思います。

外資系消費財メーカーの代表的企業や待遇、社風について

そもそも消費財とは?

消費財ビジネスはBtoCビジネスの代表格であり、消費者への影響をリアルに感じることができる業界です。具体的な商材としては、洗剤、化粧品、ヘアケア製品、飲料、お菓子、ペットフードなどがあります。

どんな企業があるのか?

新卒採用を行っている外資系消費財メーカーはあまり数多くありませんが、採用を行っている代表的な企業としては、P&Gジャパン日本ロレアルユニリーバネスレ日本などが挙げられます。

マーケティング部門へ入社する人は年度にもよりますが、業界全体で見ても一学年につき20人程度に過ぎません。この数字からいかに高い倍率かがわかります。
また、その他の部門ではファイナンス部門、営業部門、研究開発部門、消費者調査部門(P&GジャパンのCMK)などがあります。

下記の書籍では、外資系消費財メーカーの1つであるユニリーバについて書かれています。
消費財ビジネスの歴史がわかるため、志望している人は一読してみるとよいでしょう。

給与・昇進について

初任給はベースで350万から500万円程度と、外資系コンサルティングファームや外資系投資銀行より低く、日系メーカーよりは高い傾向にあります。
また、戦略コンサルや投資銀行とは異なり、ほぼ全ての企業で残業代の支給や、家賃補助があったりします。そのため、トータルすると外資系戦略コンサルにも決して引けをとらない給与水準の企業も多いです。しかし、福利厚生については総合商社や日系金融と比較すると劣ってしまうようです。

昇進については、新卒で入社してからマネージャー職になるまで、大体4〜8年程度と言われています。しかし4年というのは最速で昇進した例外的な年数なので、5年以上かかるのが一般的と考えて良いでしょう。グローバルで見ると3年未満で昇進する人もいるので、日本拠点の昇進はやや遅い印象です。

マネージャーになると、多くの外資系消費財メーカーで年収1,000万円を超えるので、20代で大台に乗るという人も少なくありません。ただし、外資系投資銀行のVP(ヴァイス・プレジデント)や戦略コンサルのマネージャーなどと比較すると、給与の差は大きく開いてしまいます。

企業ごとの特徴

P&G:世界最大の消費財メーカー
P&Gはアメリカ合衆国に本社を構え、世界180カ国以上、48億人もの人々に製品を提供する世界最大の日用消費財メーカーです。代表的なブランドは洗剤のアリエール、ボールド、ジョイ、パンテーンなどのシャンプー、SK-IIを始めとする化粧品、Gillette(ジレット)、Braun(ブラウン)など衛生用品まで幅広く扱っています。また、日本支社は販売戦略における重要拠点と位置づけられています。
「一つの職種の中で多様多種な経験や知識を得ながら、その職種のエキスパートとして効果的に専門性を深めていくこと」を目的として職種別採用を行っており、定期的な職種間のジョブローテーションはありません。(P&Gジャパン 採用ページより

ユニリーバ:“ローカルルーツ・グローバルスケール”なメーカー
ユニリーバは世界最大級の消費財メーカーであり、1964年に同社の日本法人が設立されました。世界190カ国で パーソナルケア、ホームケア、食品といった様々な分野に事業を展開しています。具体的なブランドはDove(ダヴ)やLUX(ラックス)、ポンズ、アックス、リプトンです。世界中の地域文化とマーケットに深く根をおろしています。国際的な経験と豊富な知識を生かして、長い支持を得られる製品を開発し、真に“ローカルルーツ・グローバルスケール”に活動しています。

ロレアル:世界1位の化粧品メーカー
ロレアルグループはフランスに本社をおく世界No.1の化粧品メーカーです。1909年の創業から化粧品に特化したビジネスを行い、世界中で支持される32の主要グローバルブランドを擁し、業界トップの地位を確立しています。現在130カ国でビジネスを展開しており、日本ロレアルはアジアの研究開発の戦略的イノベーション拠点として位置づけられています。ヘアケア、スキンケア、メイクアップのすべての分野において日本発の成果を挙げています。代表的なブランドは社名でもあるロレアルパリを始め、ランコムやshu uemuraなどの高級化粧品から身近なMAYBELLINE NEW YORK(メイベリン ニューヨーク)などです。

ネスレ:世界最大級の食品メーカー
世界最大級の食品会社であるネスレは、スイスにおいて1866年に創業しました。それ以来、多くの企業との合併によって成長し、今では世界中において食料品の販売を行っています。ネスレ日本は1913年に創られ、その長い歴史による高い認知度を生かした、ブランド力のある製品の販売を行っています。キットカットやネスカフェといったブランドを多く扱っています。

労働環境・社風について

労働時間は職種によって異なりますが、マーケティング職は非常に激務と言われています。採用人数が少ないうえに業界全体として慢性的な人材不足なので、一人にかかる裁量が非常に大きく、やりがいがある一方で、海外オフィスとの電話会議などで深夜までの勤務が多いのも実情です。しかし、1年目から大きなプロジェクトに日本オフィスを代表して一人でアサインされることも珍しくないなど、若手のうちから大きく成長できる仕事でもあります。

また、外資系消費財メーカーの特徴のひとつに、女性社員が多いという点があります。マーケターの半数以上が女性という企業もあります。こういった消費財メーカーでは女性向けの商品が多いため、ユーザー目線に立って女性特有の感性を活かし、マーケティングを行うことが重要になります。そのため、女性社員が重要な戦力になることから、商材メーカーでは女性の比率が高くなる傾向にあると考えられます。

社風については、私服OKなど全体的に自由な雰囲気や、立場に関係なく誰の発言も尊重される空気があるなど、企業間で共通しているものはいくつかあります。しかし、厳密には企業ごによって異なるため、ひとくくりにはできません。ぜひ志望する企業のインターンや説明会に参加し、各社の雰囲気を感じ取ってください。

外資系消費財メーカーの海外勤務と求められる英語力

多くの就活生が英語力に関して不安を抱いていますが、誤解を恐れずに言うと、マーケティング部門では英語についての心配は不要です。筆記試験やエントリーシートでは英語力を求められますが、そこで合格できるだけの力があれば問題ありません。また、入社後に個々人のレベルに合わせた英語のプログラムも用意されているため、就活の段階で英語について心配する必要はそこまでないでしょう。

英語面接も就活生の心配の種となっているようですが、これに関しては流暢に話すことよりも、自分の言いたいことを恐れず言えることの方が大事です。面接前に伝えたい内容について準備し、何度も練習を繰り返しておくと良いでしょう。

内定者の中には英語ネイティブもいますが、一方で海外には旅行程度でしか行ったことがないという人も一定数います。英語の発音やスピーキング能力が低い内定者に共通しているのは、恐れずに伝えようとする意思を持っていることです。グローバルな視点で見ると、英語の発音が不得手でも、きちんと伝えることができる人は昇進している印象です。

また、働く場所によって業務内容を制限されることがなく、日本にいてもグローバルな働き方ができるようです。そのため、マーケティング部門はアジアのヘッドクオーター機能が置かれるシンガポールを除くと、海外赴任の機会は現状少ないようです。そのため、海外を勤務地としたい方は日系メーカーで海外赴任を狙ったほうが可能性は大きいかもしれません。

海外オフィスとの比較にさらされる出世競争

戦略コンサルや外資系投資銀行はクライアントビジネスであり、顧客も日本企業が多いため、海外オフィスとの比較にさらされる機会は少ないです。

一方、消費財ビジネスは世界中の消費者に対して行うビジネスなので、ブランドのコンセプトを固める業務はどの国の人でも行えます。「日本人のことは日本人しかわからない」と思われがちですが、消費者理解を世界中で深めているエリートマーケターは、国ごとの消費者を理解して適切なインサイトを出すことができます。

そのため、外国オフィスの社員が出世競争のライバルとなることもあります。「日本とインドにある同じポジションを一つに統合する際、日本オフィスのイスが無くなる」といったようなことも日常茶飯事です。同じブランド内でも海外オフィスとよく比較されるため、成長する新興国の様子を肌で感じ取ることができます。

外資消費財メーカーにおける選考の特徴

外資系消費財メーカーの選考の特徴は、出身大学や専攻をほとんど問われないことでしょう。東大・京大・早慶などの出身者が多いのは確かですが、MARCHや関関同立出身の方も比較的多くいますし、それ以外の大学出身者も多く活躍しています。エントリーシートでは学歴以外に、「自分はどういう人間なのか」ということをきちんと伝えることが大切です。

選考では、面接とインターン(ジョブ)が大きなウエイトを占めます。どちらの選考プロセスでも、特にリーダーシップを見られます。具体的な質問例としては、

・過去にリーダーシップをとった経験をしているか?
・グループワーク中にリーダーシップを発揮できるか?

などが挙げられます。
また、リーダーシップに関して重視される点は、

・諦めずに問題の解決に最後まで取り組んでいるか?
・どっちつかずの場面で確実に意思決定をできるか?
・自分自身が主体者となって問題解決に取り組んでいるか?
・まわりのメンバーを最後まで鼓舞し続けることができるか?

といった部分だと考えられます。

その他、選考プロセスや突破方法についてはきちんと学びたい外資系メーカーへの就活対策でも解説していますので、ぜひご覧ください。

外資系消費財メーカーにおけるキャリアパスについて

マーケティング部門ではほとんどの人が転職しています。業界全体が人員不足であるため、すぐに同業他社に転職できることや、欧米の価値観を持つ人が多いため転職に抵抗がないことがその理由に挙げられます。なお、MBAに行く人は戦略コンサルに比べると圧倒的に少ないようです。

また、企業によっては数年に一度グローバル規模での人員整理があり、多くの人が企業を去ることを迫られるという状況も起こり得るようです。よって、近年では戦略コンサルより勤続年数が低いという企業もあります。

転職先には同業他社を選ぶ方が多く、なかでも外資系から外資系に進むパターンが圧倒的に多いです。この理由としては、給与水準に見合う企業がない、マーケティングの中途を採用している日系企業が少ない、日系のカルチャーにフィットしない(と思っている)などが多いようです。

外資系では若いうちから多くの仕事を任されるため、早い段階からスキルがつきやすく、転職市場での価値も高く評価されるため、転職に苦労する人は比較的少ないと言えるでしょう。

外資系消費財メーカーの選考対策を行い、内定を勝ち取ろう

外資系消費財メーカーの業界研究、いかがでしたか?
各企業によって特徴は様々ですが、どの企業も就活生の皆さんにとって魅力的な部分があるのではないでしょうか。
もし自分の気になる企業があれば、本コラムを活かして積極的に選考を受けてみましょう。

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